東京市場ザラバ~米中貿易戦争懸念を跳ね返したNY株に続いて日経も325円高~(2018年4月5日)

 

2018年4月5日

・昨日のNY株は東京時間に中国の知的財産権侵害に対する貿易制裁の原案を公表してハイテク製品など約1300品目に25%の関税を課す方針を明らかにし、これに対抗して中国政府も米国から輸入する大豆や航空機など106品目に25%の関税を課す方針を示したため貿易戦争への懸念の高まりからダウは朝方$510もの大幅下落しました。
しかし「トランプ政権は中国に対する新たな措置を検討していない」との報道が伝わり、米中間の交渉次第で貿易戦争は回避されるとの見方が徐々に広がって午後になるとプラテンして、そのまま上げ幅を拡大し、ダウは$230高、ナスは1.45%高で引けました。

・本日の日経は前日終値21,319.55よりも221.63円高い21,541.18で寄り付き、21,584まで上昇した後は押し戻されて21,500を挟んだ上下がしばらく続きました。
しかし10時半過ぎから早いペースで上げ出して11時過ぎには21,652まで上昇し、その後もジリジリとした上げが続いて13時半には418円高の21,737まで上昇しました。
そこからは21,700近辺での小動きが続き、14時半過ぎから小幅押し戻されて21,645.42(+325.87)で引けました。

 

 

日経先物
21,540で寄り付き、21,530-580で揉み合った後9:20から下げ出して10:10には21,450まで下落しました。
しかしそこから戻して21,500で揉んだ後10:30から早いペースで上げ出して11:05には21,690まで駆け上がりました。
その後更にジリジリと上げて13:25には21,740まで上昇し、21,700近辺での小動きが続きました。
14:40から押し戻されて15:00には21,610まで下落し、21,650(+310)△1.45%で引けました。
現物は21,645.42(+325.87)△1.53%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,182.17よりも7.63ポイント高い1,189.80で寄り付き、1,183-92での上下が続いた後11:00から小幅上げて11:10には1,194まで上昇しました。
その後は1,190-95での小動きがひたすら続いて、1,190.88(+8.71)△0.74%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は中国政府が米製品に対する追加関税を発表したことで16:40の106.48から17:10には105.98まで急落しました。
そこからは106.00-30での揉み合いがしばらく続いた後、NY株式市場が大幅下落からの上昇基調が続いていたためドル円も23:40の106.28から05:20の106.84まで上昇が続いて106.77でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると106.70-85で小動きが続いた後10:40から一段高となって12:00には106.98まで上昇し、13:20には107.01まで上昇しました。
その後14:40に106.83まで小幅押し戻されて106.89で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
清明節のため4/5(木)~4/6(金)まで休場です。

 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,264.30(+230.94)
NASDAQ     7,042.11(+100.83)
・昨日のNY株は東京時間に中国の知的財産権侵害に対する貿易制裁の原案を公表してハイテク製品など約1300品目に25%の関税を課す方針を明らかにし、これに対抗して中国政府も米国から輸入する大豆や航空機など106品目に25%の関税を課す方針を示したため貿易戦争への懸念の高まりからダウは朝方$510もの大幅下落しました。
しかし「トランプ政権は中国に対する新たな措置を検討していない」との報道が伝わり、米中間の交渉次第で貿易戦争は回避されるとの見方が徐々に広がって午後になるとプラテンして、そのまま上げ幅を拡大し、ダウは$230高、ナスは1.45%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足