東京市場ザラバ~ティラーソン国務長官解任で190円安~(2018年3月14日)

 

2018年3月14日

・昨日のNY株は朝方はプラス圏で堅調な展開でしたが、トランプ大統領がツイッターでティラーソン国務長官を解任してポンペオ中央情報局(CIA)長官を後任に充てると発表したことで、先日辞任を発表したコーンNEC委員長に続く高官の離任で政権運営への不安が高まり、午後になると下げ幅を広げてダウは$171安、またナスはトランプ大統領が半導体大手ブロードコムによる同業クアルコムの買収を阻止した影響でハイテクセクターが売られて1.02%安で引けました。

・本日の日経は前日終値21,968.10よりも203.11円高い21,764.99で寄り付き、直後から上げ出して10時前には21,881まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて11時には21,727まで下落しました。
後場になると21,800まで上昇しましたが、12:55から再び売られて13時過ぎには21,684まで下落しました。
その後は戻して21,750-820での小動きが続いて、21,777.29(-190.81)で引けました。
 また14時に米ペンシルベニア州下院補選で開票は継続中ながらも民主党候補が勝利宣言しましたが、大きな反応はありませんでした。

 

 

日経先物
21,560で寄り付き、直後から上げ出して9:40には21,700まで上昇しました。
しかしそこからは押し戻されて10:55には21,530まで下落し、21,540-590での揉み合いとなりました。
後場に入るとリバって21,620まで上昇しましたが、12:55から再び下げ出して13:05には21,510まで下落しました。
その後はリバって14:00には21,620まで戻し、そこからは21,600近辺での小動きが続いて、21,610(-190)▼0.87%で引けました。
現物は21,777.29(-190.81)▼0.87%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,239.53よりも9.08ポイント高い1,230.45で寄り付き、前場はマイナス圏の1,230-37での小動きが続き、後場も半ばまでは同水準での小動きが続いていましたが、14:25にプラテンしてからはジリジリとした上げが続いて、1,243.10(+3.57)△0.29%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は東京時間からの円売りの流れを引き継いで16:00の106.87から20:00には107.27まで上昇しました。
21:30の2月CPI発表直後に107.28まで上昇した後、21:45にティラーソン国務長官解任の報道が流れると106.70まで急落し、その後一旦107.11までリバりましたが、NY株が軟調な展開になったため下落基調が続いて04:40には106.45まで下落し、106.56でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると106.50近辺で小動きの後、8:50から上げ出して9:40には106.74まで上昇しました。
そこから押し戻されて12:00には106.37まで下落し、その後は106.35-55での小動きが続き、106.45で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,310.24よりも11.57ポイント安い3,298.67で寄り付き、終日マイナス0.2-0.8%での上下を繰り返して、3,291.38(-18.86)▼0.57%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,007.03(-171.58)
NASDAQ     7,511.01(-77.31)
・昨日のNY株は朝方はプラス圏で堅調な展開でしたが、トランプ大統領がツイッターでティラーソン国務長官を解任してポンペオ中央情報局(CIA)長官を後任に充てると発表したことで、先日辞任を発表したコーンNEC委員長に続く高官の離任で政権運営への不安が高まり、午後になると下げ幅を広げてダウは$171安、またナスはトランプ大統領が半導体大手ブロードコムによる同業クアルコムの買収を阻止した影響でハイテクセクターが売られて1.02%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足