東京市場ザラバ~米朝首脳会談で516円高まで急騰した後に急落して101円高~(2018年3月9日)

 

2018年3月9日

・昨日のダウはトランプ米大統領がツイッターで鉄鋼・アルミへの関税を課す輸入制限措置について、貿易・安全保障両面での「公正な扱い」を条件に友好国や同盟国を関税の適用除外とする方針を表明したことで貿易摩擦の懸念が和らぎ、午前はプラス圏で堅調に推移していました。
その後発表される輸入制限措置を警戒して売られて小幅安水準で推移し、「メキシコとカナダは金属関税から恒久的に除外」と報じられたほか、日本など他の同盟国も今後の協議次第では適用除外とする内容だっため再び買われて$93高で引けました。
ナスは終日プラス圏での推移が続き0.42%高で引けました。

・本日の日経はNY株高と8時半に「北朝鮮の金正恩委員長がトランプ米大統領に会合を招請した」との報道を受けて前日終値21,368.07よりも226.15円高い21,594.22で寄り付きました。
9時に北朝鮮の金正恩労働党委員長が米朝首脳会談を提案との報道で小幅に上昇した後、9時15分に韓国高官がトランプ米大統領、北朝鮮の金正恩労働党委員長と5月までに会談する意向との報道が伝わるとドル円と共に早いペースで上げ出して10時半前には516円の大幅高となる21,884まで急伸しました。
そこから小幅押し戻された後、11時から急速に下げ出して前引け前には21,479まで高値から405円急落し、9時からの上昇分が行って来いとなりました。
昼休み中の11:46に日銀金融政策決定会合の結果発表があり、予想通り現状維持だったため反応はほとんどしませんでした。
後場になると21,510-570で揉み合っていましたが、13時半前に再び急落して13時半にはマイテンして21,357までg楽し、その後は21,400-520での上下がひたすら続いて、21,469.20(+101.13)で引けました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:46 現状維持

 

 

日経先物
21,480で寄り付き、直後から下げ出して9:00に21,390まで下落しましたが、9:00に北朝鮮の金正恩労働党委員長が米朝首脳会談を提案との報道で21,470まで上昇し、更に9:15に韓国高官がトランプ米大統領、北朝鮮の金正恩労働党委員長と5月までに会談する意向との報道が伝わると一気に上昇スピードを加速して10:20には520円高の21,720まで駆け上がりました。
そこから小幅押し戻されて21,620-660で揉み合っていましたが、11:00に21,530までまで急落してからは下げが加速して11:20には21,290まで急落して9時からの上昇分が行って来いとなりました。
11:46に日銀金融政策決定会合の現状維持の結果発表がありましたが、ほとんど動きはありませんでした。
その後12:35に21,440まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて12:40には21,320まで下落し、21,330-390での揉み合いが続いていました。
ところが13:20に21,370から21,230まで急落して13:35にはマイテンして21,170まで下落しました。
そこからは戻して21,230-340での上下を繰り返し、21,350(+150)△0.71%で引けました。
現物は21,469.20(+101.13)△0.47%でした。
(日経先物は3→6限月への交代で配当分190円下げています。) SQ値は21,575.45でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,206.24よりも20.03ポイント高い1,226.27で寄り付き、1,220近辺での小動きが続いた後、10:00からジリジリと下げ出して11:20にマイテンして1,205まで下落しました。
後場になると前日終値を挟んでプラス・マイナスを繰り返し、1,209.68(+3.44)△0.29%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は105.90-106.00で小動きでしたが、17:40に小幅上げてからは106.00-25での小動きがひたすら続き、ECB理事会にも反応は薄く106.21でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続くなか8:30に「北朝鮮の金正恩委員長がトランプ米大統領に会合を招請した」との報道で106.44まで上昇しました。
9:00に北朝鮮の金正恩労働党委員長が米朝首脳会談を提案との報道があった後は106.40近辺での揉み合いのまま大きな反応はしませんでしたが、9:15に韓国高官がトランプ米大統領、北朝鮮の金正恩労働党委員長と5月までに会談する意向との報道が伝わると急ピッチで上げ出して10:30には106.94まで急伸しました。
しかし11:00から日経が急落したため下げ出して11:40には106.64まで下落し、11:46に日銀金融政策決定会合の発表があり、結果は予想通りの現状維持で反応はほとんどしませんでした。
その後13:00に106.74まで上昇しましたが、すぐに押し戻されてからは106.60近辺での小動きとなり、106.64で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,288.41よりも3.02ポイント高い3,291.43で寄り付き、前場は前日終値を挟んで小動きが続き、後場になるとジリジリとした上昇が続いて、3,307.17(+18.76)△0.57%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,895.21(+93.85)
NASDAQ     7,427.95(+31.30)
・昨日のダウはトランプ米大統領がツイッターで鉄鋼・アルミへの関税を課す輸入制限措置について、貿易・安全保障両面での「公正な扱い」を条件に友好国や同盟国を関税の適用除外とする方針を表明したことで貿易摩擦の懸念が和らぎ、午前はプラス圏で堅調に推移していました。
その後発表される輸入制限措置を警戒して売られて小幅安水準で推移し、「メキシコとカナダは金属関税から恒久的に除外」と報じられたほか、日本など他の同盟国も今後の協議次第では適用除外とする内容だっため再び買われて$93高で引けました。
ナスは終日プラス圏での推移が続き0.42%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足