2018年2月28日
・昨日のNY株はパウエルFRB議長の議会証言で米経済成長とインフレに対する自信が強まっているなどの内容だったため、利上げペースが加速するとの観測から長期金利が上昇してドル買い・株売りの流れとなり、下げ幅を終日広げる展開でダウは$299安、ナスは1.23%安で引けました。
・本日の日経は前日終値22,389.86よりも97.33円安い22,292.53で寄り付き、10時前にはプラテン寸前の22,380まで上昇しましたが、10：10に日銀の国債買い入れオペで「25年超」が前回の800億円から700億円に減額との報道でドル円と共に早いペースで下げ出して145円安の22,244まで下落しました。
その後戻して22,300近辺で揉み合いのまま前場は引けましたが、昼休み中に日経先物が一段安となったため後場は22,229で寄り付きました。
寄り後から再び売られて13時過ぎには252円安の22,137まで下落し、そこからは小幅戻して22,200近辺で揉み合いの後、14時半過ぎから再度引け間際まで売られて、22,068.24（-321.62）で引けました。
日経先物
22,250で寄り付き、直後から上昇基調となって9：45には前日比プラマイ0の22,380まで上昇しました。
しかし10：10に日銀が国債買い入れオペで「25年超」を前回の800億円から700億円に減額したとの発表からドル円と共に早いペースで下げ出して12：45の22,140まで下落し、後場に入って22,190までリバりましたが、13：15には22,130まで下落しました。
その後は再びリバって13：40に22,180まで上昇した後は22,160-200での揉み合いが続き、現物引け後の15：00に22,070まで急落し、22,100（-280）▼1.25％で引けました。
現物は22,068.24（-321.62）▼1.44％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値1,230.03よりも7.67ポイント高い1,222.36で寄り付き、直後から上げ出して9：10にプラテンして9：45には1,243まで上昇しました。
そこからは1,235-41での上下が前場いっぱい続き、後場になると1,234-40での上下となり、1,239.13（+9.10）△0.74％で引けました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間は106.85-107.10で上下し、22：30にパウエルFRB議長の証言原稿で「さらなる漸進的な利上げ想定、見通し依然強い」「米経済への向かい風、一部追い風になった」「財政政策の刺激効果が高まっている。国外需要はより堅調」などの見解が示されましたが107.22まで上昇しただけで大きな反応はありませんでした。
しかしNYタイムに入ると米長期金利の上昇と共にドル買いが買われ、00：50には107.67まで急伸しました。
その後NY株式市場が軟調に推移してリスク回避の円買いの流れとなったため押し戻されて03：50には107.27まで下落し、107.36でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリと上げて9：10に107.52まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて107.27まで下落し、10：10に日銀が国債買い入れオペで「25年超」を前回の800億円から700億円に減額したことが伝わると急速に下げ出して10：50には107.07まで下落しました。
そこからはリバって12：00に107.36まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて107.20近辺で小動きが続き、14：30から再び下げ出して107.06で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値3,292.07よりも28.01ポイント安い3,264.06で寄り付き、終日マイナス0.5-1.6%での推移が続いて、3,259.41（-32.66）▼0.99％で引けました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 25,410.03(-299.24)
ＮＡＳＤＡＱ 7,330.35(-91.11)
・昨日のNY株はパウエルFRB議長の議会証言で米経済成長とインフレに対する自信が強まっているなどの内容だったため、利上げペースが加速するとの観測から長期金利が上昇してドル買い・株売りの流れとなり、下げ幅を終日広げる展開でダウは$299安、ナスは1.23%安で引けました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
