東京市場ザラバ~ドル円落下でも粘って310円高~(2018年2月15日)

 

2018年2月15日

・昨日のNY株は朝方は1月CPIが好結果を受けて米長期金利が上昇したため売られてダウは一時$150安まで下落しましたが、ハイテクセクターや金融セクターが買われて徐々に上げ幅を広げ、ダウは$253高、ナスは1.86%の大幅高で引けました。

・本日の日経はNY株高を受けて前日終値21,154.17よりも229.93円高い21,384.10で寄り付き、前場はドル円が下落する中、ダウ先物の上昇に引っ張られて10時半には21,520まで上昇しました。
その後21,500を挟んだ上下が続き、後場に入ると13時前から一段高となって21,578まで上昇しましたが、すぐに押し戻されてからは21,450を挟んだ揉み合いがひたすら続いて、21,464.98(+310.81)で引けました。
 またドル円は朝方から下落基調が続き、10時半に麻生太郎副総理兼財務・金融相の「今の状況は特別に介入が必要なほどの急激な円高ではない」「(為替について)今の段階でただちに何かを考えているわけではない」との発言から一段と売られて11時半には106.29まで売り込まれ、その後は106.35-65での揉み合いが続き、106.55で15時となりました。

 

 

日経先物
21,370で寄り付き、21,330-390で揉み合った後9:15には21,420まで上昇しましたが、そこから押し戻されて9:35には21,300まで下落しました。
しかしそこからは反転して10:15の21,510まで上げ続け、21,440-480での揉み合いとなりました。
11:00から小幅下げて21,400-450で揉み合っていましたが、11:30からドル円が一段安となったため下げ出して11:45には21,320まで下落しました。
その後12:35からは上げ出して13:00には21,560まで上昇した後は、押し戻されて21,380-490での方向感のない上下が続いて、21,450(+270)△1.27%で引けました。
現物は21,464.98(+310.81)△1.47%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,137.71よりも4.73ポイント高い1,142.44で寄り付き、しばらく前日終値を挟んだ小動きが続いていましたが、10:00から一段高となって1,158近辺でのこう着が前場は続きました。
後場に入ると更に一段高となって12:55には1,165まで上昇し、その後は小幅押し戻されて1,155近辺でのこう着が続き、1,154.98(+17.27)△1.52%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は下落基調となり18:00の107.51から22:00には107.17まで下落し、22:30の1月CPIが予想を上回る結果だったため107.53まで急伸しました。
しかし時間外のダウ先物が急落したためリスク回避の円買いとなって押し戻され、NYタイムになると米長期金利が上昇するにもかかわらずドル売りの流れとなり00:50には106.71まで下落しました。
その後は106.80-107.15での揉み合いが続いて107.01でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:00から下げ出して8:50には106.41まで下落し、そこからリバって10:10には106.88まで上昇しました。
しかし10:30に麻生太郎副総理兼財務・金融相の「今の状況は特別に介入が必要なほどの急激な円高ではない」「(為替について)今の段階でただちに何かを考えているわけではない」との発言から再び下げ出して11:30には106.29まで下落しました。
その後は106.35-65での揉み合いがひたすら続いて、106.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
前場は小動きでしたが、後場になると上昇が続いて150.68で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
春節のため2/15(木)~2/21(水)まで休場

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,893.49(+253.04)
NASDAQ     7,143.61(+130.10)
・昨日のNY株は朝方は1月CPIが好結果を受けて米長期金利が上昇したため売られてダウは一時$150安まで下落しましたが、ハイテクセクターや金融セクターが買われて徐々に上げ幅を広げ、ダウは$253高、ナスは1.86%の大幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足