米雇用統計発表後のNY市場の動き(2018年1月6日)

2018年1月6日

 12月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想の19.0万人増を下回る14.8万人増、失業率と平均時給は予想通りの結果でした。

・NY株は非農業部門の就業者数が予想19.0万人増を下回る14.8万人増となったものの、ボーイングやビザなどが大幅上昇したことやハイテクセクターが買われたためダウ・ナス共にプラス圏での堅調な展開となり、引けにかけて一段高となってダウは$220高、ナスは0.83%の大幅高で引けて両指数とも史上最高値を更新しました。

・ナイトは雇用統計までは23,720-780での小動きが続き、発表後も大きな動きにはならず、一時マイテンして23,700まで下落する場面がありましたが、すぐに戻してからは23,750近辺でのこう着の後、NY株が引け前に急伸したため5時から小幅上げて23,810(+90)で引けました。

・ドル円は雇用統計までは上昇基調となり、発表直後に113.28から113.01まで27pips急落しましたが、すぐに切り返して23:50には113.26まで上昇しました。
しかしその後はジリジリとした下げがひたすら続いて113.05でNYクローズとなりました。

・米国10年債券利回りは発表後に2.454%から2.433%まで低下しましたが、すぐに切り返して逆に2.480%まで上昇し、2.476%でNYクローズとなりました。

結果
22:30 12月非農業部門雇用者数 予想:+19.0万人 結果:+14.8万人 (前回:+22.8万人 修正値:+25.2万人)
22:30 12月失業率 予想:4.1% 結果:4.1% (前回:4.1%)
22:30 12月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.3% (前回:+0.2% 修正値:+0.1%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2018年1月6日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW    25,295.87(+220.74)
NASDAQ     7,136.56(+58.64)
・先週金曜日のNY株は12月雇用統計で非農業部門の就業者数が予想19.0万人増を下回る14.8万人増となり、発表後に開場前のダウ先物は下落しましたがすぐに切り返して、NY株式市場が始まるとボーイングやビザなどが大幅上昇したことやハイテクセクターが買われたためダウ・ナス共にプラス圏での堅調な展開が続き、引けにかけて上げ幅を広げてダウは$220高、ナスは0.83%の大幅高で引けました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

 

日経先物(夜間)
 ナイトは23,750で寄り付き23,720-780での小動きが続いて22:30の雇用統計の時は23,760でした。
発表直後に23,730まで下げましたが、そこからは戻して23:05には23,790まで上昇しました。
その後ジリジリとした下げが続いて00:25にはマイテンして23,700まで下落しましたが、すぐに戻してからは23,750近辺でのこう着となり、05:00から小幅上げて23,810(+90)で引けました。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・ドル円は欧州時間序盤はジリ上げとなって16:00の113.08から22:20には113.29まで上昇し、22:30の雇用統計の時は113.28でした。
発表直後に113.28から113.01まで27pips急落しましたが、すぐに切り返して23:50には113.26まで上昇して雇用統計後の下落分が行って来いとなりました。
その後00:50からはジリジリとした下げがひたすら続いて113.05でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 米雇用統計発表前は2.450-2.465%での小動きが続き、22:30は2.454%でした。
発表後に2.454%から2.433%まで低下しましたが、すぐに切り返して00:30からは逆に上げ出して2.480%まで上昇し、その後は2.470-2.480%での小動きとなって2.476%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足