昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年12月14日)

NY DOW    24,585.43(+80.63)
NASDAQ     6,875.80(+13.48)
CME(円建)  22,660
日経先物(夜間) 22,660

・昨日のNY株は朝方発表された11月CPIのコア指数が予想を下回ったため金利先高感が後退して幅広いセクターが買われて堅調な展開が続きました。
FOMCは市場予想通りの結果で波乱なく通過し、米上下両院の共和党が一本化した税制改革法案で合意したとの報道もあって引けまで堅調に推移し、ダウは$80高、ナスは0.20%高となりました。
・昨日のドル円は欧州時間はFOMCを控えて113.30-45で小動きでしたが、22:30の11月CPIでコア指数が前月比・前年比共に予想を下回る結果だったため急落して22:40には112.95まで下落しました。
そこからは113.00-25での上下が続き、04:00のFOMCの時は112.84でした。
結果は予想通りFF金利の誘導目標を現行の1.00-1.25%の範囲から1.25-1.50%に引き上げで、同時に公表された経済・金利見通しでは2018年末のFF金利見通し(中央値)は2.125%で据え置き、来年の利上げ想定回数の中央値も「3回」に据え置かれました。
発表直後に112.64-113.14で振った後、ドル売りの流れとなり05:00には112.45まで下落し、112.52でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り460万株、買い500万株 差引き40万株の買い越し。
金額ベース(5社)は21億円の売り越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:ガラス、機械、銀行、不動産、通信など
買い:電機、陸運、サービス、REITなど
売り買い交錯:化学など
との観測。