東京市場ザラバ~米・税制改革法案採決延期報道で高値から300円急落~(2017年12月1日)

 

2017年12月1日

・昨日のNY株は税制改革法案の本会議採決に動議を賛成多数で採決して税制改革法案の年内成立への期待やオバマケア改廃法案の採決で反対に回っていたマケイン上院議員が税制改革法案に支持を表明と伝わると一段高となり、ダウは$24,000を突破して$331の大幅高、ナスは0.73%高となりました。

・本日の日経はダウの大幅高とドル円の上昇を受けて前日終値22,724.96よりも191.97円高い22,916.93で寄り付き、直後に22,994まで上昇しました。
しかし9時半過ぎに「米上院は日本時間2日1時まで税制改革法案の採決を延期する」の報道が伝わるとドル円と共に急落し、10時前にはマイテンして22,700まで寄り直後の本日高値22,994から300円近い大幅下落となりました。
その後は前日終値を挟んだ22,670-790での攻防が後場半ばまで続いていました。
13時半過ぎからは一段高となって22,800-880での上下が続いて、22,819.03(+94.07)で引けました。

 

 

日経先物
22,910で寄り付き、直後から上昇して9:15には23,000を付けました。
そこからは小幅押し戻されて22,900-950で揉み合っていましたが、9:40に「米上院は日本時間2日1時まで税制改革法案の採決を延期する」との報道で急落して9:55にマイテンして22,700まで寄り後の23,000から300円下落しました。
そこから一旦リバって10:35には22,800まで戻りましたが、すぐに反転して下げ出し10:55には22,690まで下落しました。
その後は11:00から戻して前日終値を挟んだ22,740-800で揉み合っていましたが、13:40から上げ出して13:50に22,890まで上昇し、22,800-880での上下が続いて、22,780(+20)△0.09%で引けました。
現物は22,819.03(+94.07)△0.41%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,167.20よりも3.13ポイント高い1,170.33で寄り付き、日経の急落に影響されることなく前日終値を挟んだ1,164-73での上下となりました。
後場になると1,168近辺でのこう着がひたすら続き、1,169.06(+1.86)△0.16%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤はジリ上げが続いて16:00の112.19から18:10には112.48まで上昇しました。
その後112.20-45で揉み合っていましたが、23:30に米共和党のコリンズ上院議員が「税制法案には多くの懸念がある」との発言が伝わると急速に下げ出して00:40には111.73まで下落しました。
しかしNY株が上昇幅を広げる展開だったためそこから急回復して03:10には112.63まで急伸し、112.54でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると112.50-70での揉み合いが続いていましたが、9:40の「米上院は日本時間2日1時まで税制改革法案の採決を延期する」との報道で112.54から112.32まで急落しました。
そこからは112.35-55で揉み合った後、上昇基調となり13:50には112.64まで上昇し、112.60近辺でのこう着が続いて、112.54で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,317.19よりも2.09ポイント安い3,315.10で寄り付き、終日前日終値を挟んだ方向感のない上下が続いて、3,317.62(+0.43)△0.01%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,272.35(+331.67)
NASDAQ     6,873.97(+49.58)
・昨日のNY株は税制改革法案の本会議採決に動議を賛成多数で採決して税制改革法案の年内成立への期待やオバマケア改廃法案の採決で反対に回っていたマケイン上院議員が税制改革法案に支持を表明と伝わると一段高となり、ダウは$24,000を突破して$331の大幅高、ナスは0.73%高となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足