2017年6月08日
・昨日のダウは朝方から小幅高水準で小動きが続き、石油在庫が予想より増加したため原油価格が下落してエネルギーセクターが売られてダウも一時マイナスに転じました。
しかし午後になるとコミー前FBI長官の公聴会で証言するテキストが事前公表され、内容に新たな悪材料がなかったことからの安心感から買い戻しが入って上昇して$37高で引け、ナスは0.36%高でした。
・本日の日経は前日終値19,984.62よりも63.66円高い20,048.28で寄り付き、今夜のECB理事会、コミー前FBI長官議会証言、英国下院議会選挙を控えていたことや明日がMSQでもあったため、手控えムードの強いなか20,000円を挟んだ小動きがひたすら続いていましたが、13時45分に一部通信社（Bloomberg 日高・藤岡記者）が関係者の話として「日銀、出口論は時期尚早から説明重視に」との報道でドル円と共に下げとなり、一旦戻したものの14時過ぎから下げ出すと下げ幅を拡大して19,896まで下落し、19,909.26（-75.36）で引けました。
日経先物
20,020で寄り付き、直後から上昇して8：55に20,070を付けましたが、9：00からは下げ出して9：25には19,996まで下落しました。
そこからは20,000を挟んだ小動きが続いていましたが、「日銀、出口論は時期尚早から説明重視に」との報道で13：45には19,960まで下落し、すぐに戻して14：00に20,010まで上昇しましたが、14：00から再び下げ出すとマイテンして更に下げ幅を広げて14：25には19,900まで下落しました。
その後は19,900-940での揉み合いとなり、14：55には19,890まで下落し、引け直前に上に飛んで19,970（+20）△0.10％で引けました。
現物は19,909.26（-75.36）▼0.38％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値1,123.12よりも1.63ポイント高い1,124.75で寄り付いた後は1,125近辺でのこう着がひたすら続いていましたが、13：45の日銀出口報道で日経とドル円が急速に下落したため、マザーズ指数も下げとなって14：30には1,117まで下落し、1,117.76（-5.36）▼0.48％で引けました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は東京時間の円買いの流れを引き継いで下げが続き16：00の109.36から18：00には109.11まで下落しました。
そこからは戻して109.20-65での荒っぽい上下が続き、03：00に米上院特別情報委員会がコミー氏の証言原稿を公表して警戒感が和らいだためドル円は急伸して03：30には109.88まで上昇しました。
その後は109.80近辺で小動きとなって109.80でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると109.80近辺で小動きの後7：50に109.69まで下げましたが、すぐに反転してからは上昇基調となって9：40には110.01まで上昇しました。
その後は109.80-95での小動きが続いていましたが、13：45に一部通信社が関係者の話として「日銀、出口論は時期尚早から説明重視に」との報道で109.90から109.59まで急落し、その後も下げが続いて14：55には109.37まで下落し、109.43で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
150.55-70で小動きが続いていましたが、13：45の「日銀、出口論は時期尚早から説明重視に」との報道で150.68から150.38まで急落し、そこからは戻して150.48で15時となりました。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値3,140.32よりも3.85ポイント安い3,136.47で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きがひたすら続き、後場半ばから小幅上げて、3,150.33（+10.01）△0.32％で引けました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 21,173.69(+37.46)
ＮＡＳＤＡＱ 6,297.38(+22.32)
・昨日のダウは朝方から小幅高水準で小動きが続き、石油在庫が予想より増加したため原油価格が下落してエネルギーセクターが売られてダウも一時マイナスに転じました。
しかし午後になるとコミー前FBI長官の公聴会で証言するテキストが事前公表され、内容に新たな悪材料がなかったことからの安心感から買い戻しが入って上昇して$37高で引け、ナスは0.36%高でした。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
