2017年4月27日

・昨日のNY株は税制改革を期待して朝方から堅調に推移し、午後に発表された税制改革案の内容が法人税率の35%から15%への引き下げや、米企業が海外に投資した資金を本国に環流する際の税率を1回限り引き下げることなどでしたが、法人税の「国境調整」は見送られました。
発表された内容が事前の報道内容とほとんど変わらず、財源や導入時期などの詳細も明確にしなかったため期待で買い上げていた向きの利食いに押されて引け前にはマイテンしダウは$21安、ナスは0.27ポイント安で引けました。

・本日の日経は前日終値19,289.43よりも83.84円安い19,205.59で寄り付いた後は日銀金融政策決定会合を控えて前場は19,210-270での上下が続き、昼休み中の12:14に発表された日銀金融政策決定会合の結果は現状維持でした。
発表後は更に狭い値幅の19,240-270での小動きがひたすら続いて、19,251.87（-37.56）で引けました。

結果
12:14　現状維持

 

 

日経先物
19,210で寄り付き、日銀決定会合を控えて19,200-270で方向感なく上下していました。
12：14に現状維持の発表があり、直後に大きな反応はなく、12：35に19,220まで下げる場面がありましたがすぐに戻して19,240-270での小動きがひたすら続き、15：05に19,280まで上げて19,290（+10）△0.05％で引けました。
現物は19,251.87（-37.56）▼0.19％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
前日終値1,021.00よりも3.17ポイント高い1,024.17で寄り付き、直後からジリ上げとなって10：05の1,032まで上げ続けました。
そこからは小幅押し戻されて1,027近辺での小動きとなり、後場になると1,030近辺でのこう着となって、1,033.30（+12.30）△1.20％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は下落基調となって16：00の111.51から19：40には111.11まで下落しました。
21：30にムニューシン米財務長官の「米史上最大の減税、税制改革になる」との発言を受けて111.37から111.74まで急伸した後は111.40-70で上下し、02：10には111.77まで上昇しました。
しかし02：40に税制改革案の骨子が発表されると内容が事前の報道内容と変わらず、具体性に欠けていたため111.77から111.31まで急落した後はドル売り基調となり05：40には110.86まで下落し、110.99でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリと上げて10：00に111.40まで上昇した後は日銀決定会合を控えて111.15-25での小動きとなりました。
12：14に現状維持の結果が発表されましたが、ほとんど反応はなく、12：30に111.11まで下げましたが下堀りすることなく111.20-30での小動きがひたすら続いて、111.22で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
前日終値3,140.85よりも9.50ポイント安い3,131.35で寄り付き、直後から下げとなってマイナス1.4%まで下落しましたが、前場半ばから戻して後場にはプラテンして小幅高水準での小動きとなり、3,152.19(11.34)△0.36％で引けました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　20,975.09(-21.03)
ＮＡＳＤＡＱ　 6,025.23(-0.27)
・昨日のNY株は税制改革を期待して朝方から堅調に推移し、午後に発表された税制改革案の内容が法人税率の35%から15%への引き下げや、米企業が海外に投資した資金を本国に環流する際の税率を1回限り引き下げることなどでしたが、法人税の「国境調整」は見送られました。
発表された内容が事前の報道内容とほとんど変わらず、財源や導入時期などの詳細も明確にしなかったため期待で買い上げていた向きの利食いに押されて引け前にはマイテンしダウは$21安、ナスは0.27ポイント安で引けました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足