先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年4月3日)

NY DOW    20,663.22(-65.27)
NASDAQ     5,911.74(-2.61)
CME(円建)  18,960
日経先物(夜間) 18,960

・先週金曜日のNY株は米長期金利の低下を受けて金融セクターが売られたことや1-3月期に運用成績がさえなかったエクソンモービルを中心にエネルギーセクターも売られたことでダウは終日マイナス圏での推移が続いて$65安で引け、ナスは小幅高での小動きが続き、0.04%安で引けました。
また貿易赤字縮小に向けて「不公平な貿易慣行」を是正する目的の大統領令に署名しましたが株式市場への影響はほとんどありませんでした。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤はジリ上げとなって16:00の111.84から18:40には112.04まで上昇しました。
しかしその後は下落基調が続くなか、ニューヨーク連銀・ダドリー総裁がテレビのインタビューで「年内はあと2回程度の利上げが合理的なようだ」との発言で下げが加速する場面もあり、03:10には111.24まで下落して111.39でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り510万株、買い610万株 差引き100万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(101億円)、買い(87億円)で売り越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:紙パ、化学、機械、銀行、不動産、通信など
買い:建設、食品、電機、その他製品、小売など
売り買い交錯:サービスなど
との観測。