東京市場ザラバ~MSQ通過とドル円上昇で286円の大幅高~(2017年3月10日)

 

2017年3月10日

・昨日のNY株は雇用統計を控えて様子見ムードのなか、原油相場が連日の大幅下落で$50を割り込んだこと嫌気してマイナスに転じる場面がありましたが、引けにかけては戻してダウ・ナス共に小幅高で引けました。
またECB定例理事会で金融政策は現状維持でしたがデフレ解消のための追加措置を取る緊急性が解消したとの発言で債券売りの流れとなって米国債利回りも上昇して2.600%を超えるの大幅上昇となりました。
ドル円は欧州時間になると上げ出して114.54から114.93まで上昇し、NYタイムでは高値圏の114.65-95で上下を繰り返して114.92でNYクローズとなりました。

・本日の日経はドル円の上昇やMSQ算出日で需給圧迫要因がなくなったことで前日終値19,318.58よりも126.13円高い19,444.71で寄り付いてすぐに上昇基調となって19,500を突破し、前場は19,510-580での堅調な動きが続きました。
後場になっても19,500台の堅調な展開となり、14時からはゆっくりジリジリと上げて19,600台に入って引け前には19,613まで上昇し、19,604.61(+286.03)の大幅高となりました。

 

 

日経先物
19,340で寄り付き、直後に19,390まで上昇した後すぐに反転して9:00には19,300まで下落しましたが、9:15から早いペースで上げ出して9:25には19,440まで上昇しました。
そこからは押し戻されて9:55に19,380まで下落した後は再び上げ出して11:35の19,480までジリ上げが続きました。
その後押し戻されて19,420まで下落しましたが、再度ジリ上げとなって14:55には19,500まで上昇し、19,470(+300)△1.56%の大幅高で引けました。
現物は19,604.61(+286.03)△1.48%でした。
MSQ値は19,434.30でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,080.63よりも8.00ポイント高い1,088.63で寄り付き、前場は1,084-90での小動きとなり、後場開始後に1,082まで下げた後は1,085近辺での小動きが続いて、1,086.63(+6.00)△0.56%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は17:20から上げ出して114.54から114.93まで上昇し、NYタイムでは米国債利回りの上昇を受けて何度か115円トライはしたものの抜けることはなく、114.65-95での上下を繰り返して114.92でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると2日前のADPが好結果だったことから今夜の雇用統計への期待が高く上昇基調となり7:30に115円台に突入して9:20には115.25まで上昇しました。
そこからは115.20近辺での小動きが続いていましたが、13:30から一段高となって14:50には115.43まで上昇し、115.41で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,216.75よりも3.02ポイント安い3,213.73で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きが終日続いて、3,212.76(-3.99)▼0.12%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,858.19(+2.46)
NASDAQ  5,838.81(+1.25)
・昨日のNY株は雇用統計を控えて様子見ムードのなか、原油相場が連日の大幅下落で$50を割り込んだこと嫌気してマイナスに転じる場面がありましたが、引けにかけては戻してダウ・ナス共に小幅高で引けました。
またECB定例理事会で金融政策は現状維持でしたがデフレ解消のための追加措置を取る緊急性が解消したとの発言で債券売りの流れとなって米国債利回りも上昇して2.600%を超えるの大幅上昇となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足