昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年2月2日)

NY DOW    19,890.94(+26.85)
NASDAQ     5,642.65(+27.86)
CME(円建)  19,155
日経先物(夜間) 19,180

・昨日のNY株はADPが予想+16.5万人に対して+24.6万人の好結果だったため朝方は買いが先行しましたが、FOMCを控えて警戒から押し戻されて前日終値近辺での上下が続いていました。
FOMCで結果は据え置きで声明では3月追加利上げを示唆する内容ではありませんでしたが、大きく反応することなく$26高で引けました。
またナスダックはアップルの2016年10-12月期決算で売上高が過去最高を更新する好決算となり6%超もの大幅上昇したことが指数全体を引っ張って終日堅調な展開が続き、0.50%高で引けました。
・ドル円は昨日の欧州時間序盤は16:50に113.62まで上げた後は押し戻されて113.20-45での小動きとなり、22:15に発表されたADPで予想+16.5万人に対して+24.6万人の好結果だったことで米長期金利の上昇と共にドル買いの流れとなり、発表直後に113.28から113.66まで急伸した後も上昇が続き、24:00の1月ISM製造業景況指数も好結果だったため113.95まで上昇しました。
しかしそこからは急速に押し戻されて01:50には113.25まで下落してADPからの上昇分を打ち消し、113.35-55での揉み合いとなって、04:00のFOMCの時は113.44でした。
FOMCでは結果は据え置きで、声明で「労働市場は引き締まり続け、経済活動は穏やかなペースで拡大している」「経済状況はFF金利が緩やかな引き上げのみ正当化すると委員会は予想」など3月利上げを示唆する内容ではなかったため、発表直後に113.20-61で振った後はドル売りの流れとなって04:45には112.90まで下落しました。
その後は戻して113.20近辺で小動きとなり113.19NYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り590万株、買い1,430万株 差引き840万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(111億円)、買い(175億円)で買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券も買い越し。
売り:建設、薬品、その他製品、保険など
買い:機械、自動車、銀行、その他金融、証券、サービス、通信、REITなど
売り買い交錯:食品、化学、電機、小売など
との観測。