昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年2月1日)

NY DOW    19,864.09(-107.04)
NASDAQ     5,614.79(+1.07)
CME(円建)  18,980
日経先物(夜間) 18,980

・昨日のNY株は難民・移民入国制限の大統領令に対する抗議が米国だけでなく世界的に広まったことや同令を批判した司法省トップを解任したことでトランプ大統領への不安感や金融市場への影響を懸念して朝方から下げ幅を拡大してダウは一時$180安まで売られ、午後になって持ち直したものの$107安の続落となりました。
またナスは午後からの戻してプラテンして小幅高で引けました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は16:00の113.56から上昇して113.90近辺で揉み合い、その後20:40からは押し戻されて113.20-40での揉み合いとなりました。
しかしトランプ大統領がホワイトハウスで医薬品大手トップとの会談で「他国は通貨安誘導に依存している。中国は行っているし、日本は何年も行ってきた」との発言が23:20に伝わるとドルが急速に売られ米10年債利回りは低下して、ドル円は23:20の113.27から00:00の112.08まで急落しました。
そこからは反転して02:20に113.33まで戻りましたが、再び下げとなって04:30には112.43まで下落し、112.82でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り550万株、買い900万株 差引き350万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(120億円)、買い(130億円)で買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券も買い越し。
売り:建設、食品、その他製品、小売、サービスなど
買い:電機、自動車、通信など
売り買い交錯:化学、機械、銀行など
との観測。