昨日のNY市場と外資系注文動向(2016年12月15日)

NY DOW    19,792.53(-118.68)
NASDAQ     5,436.67(-27.16)
CME(円建)  19,340
日経先物(夜間) 19,260

・昨日のNY株はFOMCまでは前日終値近辺での小動きが続き、利上げ発表直後は$19,965まで上昇して$20,000に接近しましたが、FF金利の誘導目標を現行の0.25-0.50%から0.50-0.75%へ引き上げたことへの嫌気や金利見通しが9月時点の2回から今回は3回に引き上げられたことで、すぐに反転して早いペースで下げ出して$19753まで急落し、$118安で引けました。
またナスも0.50%安となりました。
・昨日のドル円はFOMCまでは114.80-115.20で上下していましたが、04:00のFOMCの時は115.30でした。
発表で予想通りの利上げでしたが115.30から115.94まで急伸し、更に上げて04:10には116.42まで上昇しました。
そこからは115.95-116.40で揉み合っていましたが、05:00から再び上げ出して05:50の117.39まで駆け上がり、117.00でNYクローズとなりました。
・日経ナイトは04:00の19,210から19,340まで急伸した後、NY株安よりもドル円の上昇に引っ張られて高値圏を維持したまま19,260で引け、CME(円建)清算値は更に上の19,340でした。

外資系5社経由の注文動向 売り810万株、買い570万株 差引き240万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(148億円)、買い(150億円)で買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券も売り越し。
売り:化学、自動車、商社など
買い:食品、保険、通信など
売り買い交錯:建設、機械、電機、サービスなど
との観測。