2016年11月1日
・昨日のNY株はFOMCを控える中、クリントン氏のメール問題や原油価格が$2近い下落をしたにもかかわらず先週金曜日終値を挟んだ小幅な動きが終日続いて、ダウ・ナス共に小幅安で引けました。
・本日の日経は前日終値17,425.02よりも44.48円安い17,380.54で寄り付き、直後に下げとなって17,350を挟んだ小動きが続いた後、10時半の中国指標が好結果だったことをきっかけに上昇基調となり17,414まで上昇した後は17,400近辺で小動きとなりました。
11：55に日銀金融政策決定会合の発表があり結果は予想通りの現状維持だったため日経先物は発表直後はほとんど反応しませんでした。
しかし12時から先物が上昇してプラテンしたため、後場寄りは17,437で始まり、直後に17,473まで上昇しました。
その後は再び押し戻されて前日終値を挟んだ動きが続いて、17,442.40(+17.38)で引けました。
日銀金融政策決定会合の結果
11:55 金融政策の現状維持を決定
・2%目標達成時期、2018年度ごろに先送り
・金融政策の現状維持を賛成多数で決定
・マイナス0.1%の短期金利を据え置き＝長期金利0%程度も据え置き
・17年度CPI見通し1.5%=従来予想1.7%
・18年度CPI見通し1.7%=従来予想1.9%
・16年度CPI見通しマイナス0.1%=従来予想0.1%
・17年度の実質GDP見通し1.3%=従来予想1.3%
・18年度の実質GDP見通し0.9%=従来予想0.9%
・16年度の実質GDP見通し1.0%=従来予想1.0
日経先物
17,400で寄り付き、8：55に17,410まで上げましたが9：00から下げ出して9：05には17,340まで下落してからは17,340-380での小動きとなりました。
10:30も発表された中国の10月製造業・非製造業PMIが予想を上回る好結果だったことをきっかけに上げ出して10：50には17,420まで上昇しました。
11：55に日銀金融政策決定会合の結果発表があり、予想通りの現状維持だったため大きな反応はなく17,380-410での小動きが続きました。
12：00から上げ出してプラテンし、12：30には17,490まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて12：55には17,400まで下落しました。
その後は17,400-430での小動きとなり、15：05に再度プラテンして17,440まで上昇し、17,440（+-0）0.00％で引けとなりました。
現物は17,442.40(+17.38)△0.10％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値936.23とほぼ変わらない936.11で寄り付き、直後からジリ下げとなって927近辺でのこう着となりました。
後場に入ってもしばらく927近辺のこう着となっていましたが、13：20から再び下げ出してからはジリジリとゆっくりした下げが続いて、本日安値の923.75（-12.48）▼1.33％で引けとなりました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間はジリ上げが続いて16：00の104.82から00：40には105.22まで上昇しましたが、00：50に下落して105.00を割り込んでからは一転して下落基調となり05：10には104.78まで下落し、104.82でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると104.65-90での小動きが続き、日銀金融政策決定会合が発表された11：55は104.76でした。
発表で104.67-84の小さな幅を振った後、12：10には104.96まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて104.75-90での小動きが続いて、104.83で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値3,100.49よりも1.17ポイント高い3,101.66で寄り付き、ジリジリとした上昇が終日続いて、3,122.44（+21.94）△0.71％で引けとなりました。
本日発表された中国指標
10:00 中国・10月製造業PMI 予想：50.3 結果：51.2 （前回：50.4）
10:00 中国・10月非製造業PMI 予想：－ 結果：54.0 （前回：53.7）
10:00 中国・10月財新/製造業PMI 予想：50.1 結果：51.2 （前回：50.1）
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 18,142.42(-18.77)
ＮＡＳＤＡＱ 5,189.13(-0.97)
・昨日のNY株はFOMCを控える中、クリントン氏のメール問題や原油価格が$2近い下落をしたにもかかわらず先週金曜日終値を挟んだ小幅な動きが終日続いて、ダウ・ナス共に小幅安で引けました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
