東京市場ザラバ~急落して更に中国指標悪化で下落~(2016年10月13日)

2016年10月13日

・昨日のNY株は原油先物価格が下落したことや前日の$200安の反動の買いで売り買い交錯となってプラスマイナスを行き来していました。
FOMC議事要旨で複数のメンバーが「比較的早期の利上げが適切」との意見、また一部メンバーはインフレ率改善の確証を得るまで利上げを待つべきとの意見で割れ、9月の利上げ据え置きが僅差で合意されたことが示されました。
FOMC議事要旨発表の反応は薄く、その後ダウは小幅高で推移して引け、ナスは小幅安となりました。
・本日の日経は前日終値16,840.00よりも83.82円高い16,923.82で寄り付き、ドル円の上昇もあって16,950を挟んだ堅調な展開が続いて9時半には16,974まで上昇し、10時過ぎから小幅下げて揉み合っていました。
しかし11時前から理由なく早いペースで下げ出して11時にマイテンして16,766まで下落し、更に11:21に発表された中国の9月貿易収支が悪化していたことで昼休み中に先物が更に下落したため後場寄りには16,739まで下落しました。
その後は16,740-790での上下が続いて、16,774.24(-65.76)で引けました。

日経先物
16,920で寄り付き、16,930-960で揉み合いとなり、9:20に16,910まで下落した後に反転して9:40には16,980まで上昇しました。
そこからは16,950-970で揉み合っていましたが、10:15から一段下げて16,900-930での揉み合っていました。
しかし10:50に16,860まで下げてからは早いペースでの下げとなって11:15には16,750まで下落し、11:21に発表された中国の9月貿易収支が悪化していたことに反応して11:50には16,700まで急落しました。
その後はリバって12:50には16,800まで上昇し、16,740-790での上下となり、14:50に16,730まで下げた後は急速に戻して15:05には16,810まで上昇し、16,790(-100)▼0.59%で引けとなりました。
現物は16,774.24(-65.76)▼0.39%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値939.44とほぼ変わらない940.41で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きが続いていましたが、日経が急落したことでマザーズ指数も11:00から下げ出して11:30には935.12まで下落しました。
しかし後場になるとジリ上げが続いて14:15にプラテンして940.04まで上昇し、その後は前日終値近辺での小動きとなって、938.22(-1.22)▼0.13%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は103.40-70で上下していましたが、米10年債利回り上昇を受けて20:40から上げ出して21:50には103.98まで上昇して103.90近辺での揉み合いとなりました。
FOMC議事要旨発表を控えている中、仕掛け的な買いが入り、更にストップロスも巻き込んで23:50から急伸して00:50の104.48まで上昇しました。
その後はジリ下げとなり、03:00のFOMC議事要旨発表では104.10-45で上下に振れ、104.18でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジロ上げとなり9:30から上昇ペースが上がって9:50には104.63まで上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて104.50近辺で揉み合っていましたが、10:50から理由なく急速に下落した上に11:21の中国貿易収支の悪化も加わり11:30には103.54まで約100pips下落しました。
その後は103.60-90での上下が続いて、103.72で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,058.50とほぼ変わらない3,057.97で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きが続いて、3,061.35(+2.85)△0.09%で引けとなりました。

本日発表された中国指標
11:21 中国・9月貿易収支 予想:+530.0億ドル 結果:+419.9億ドル (前回:+520.5億ドル)
11:22 中国・9月輸出 予想:-3.0% 結果:-10.0% (前回:-2.8%)
11:22 中国・9月輸出 予想:+1.0% 結果:-1.9% (前回:+1.5%)

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,144.20(+15.54)
NASDAQ  5,239.02(-7.77)
・昨日のNY株は原油先物価格が下落したことや前日の$200安の反動の買いで売り買い交錯となってプラスマイナスを行き来していました。
FOMC議事要旨で複数のメンバーが「比較的早期の利上げが適切」との意見、また一部メンバーはインフレ率改善の確証を得るまで利上げを待つべきとの意見で割れ、9月の利上げ据え置きが僅差で合意されたことが示されました。
FOMC議事要旨発表の反応は薄く、その後ダウは小幅高で推移して引け、ナスは小幅安となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足