東京市場ザラバ~ETF買い期待外れ(国債暴落)~(2016年8月2日)

2016年8月2日

・昨日のダウは7月ISM製造業景況指数と米建設支出が市場予想を下回り早期利上げ懸念の後退でプラスになりましたが、その後は原油価格が$40を割れる下落となったことで売りが優勢となってマイテンして小幅安で引け、6営業日続落となりました。
ナスは終日堅調で小幅高で引けました。
・本日の日経は166円下窓を明けて寄り付き、前場は16,500手前での小動きが続き、10:50に麻生財務相の「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」「(為替動向に対して)緊張感を持って見守っていかないといけない」との発言が伝わるとドル円と共に一段上げて16,500-550での小動きとなりました。
後場になると再び16,500近辺での小動きが続きましたが、14時過ぎから下げ出して安値引けとなる16,391.45(-244.32)で引けました。
また国債先物が入札警戒で急落して長期金利利回りは急上昇して、12:47に業者間取引で前日比0.115%上昇のマイナス0.030%となりました。

日経先物
16,410で寄り付き、9:10に16,490まで上昇しましたが、そこからは16,420-480での方向感のない動きが続いていました。
しかし10:50に麻生財務相の「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」「(為替動向に対して)緊張感を持って見守っていかないといけない」との発言が伝わるとドル円と共に16,510まで急伸し、更に上げ11:05には16,520まで上昇しました。
そこからは押し戻されて16,470-490での小動きが続き、12:50に16,430まで下げる場面がありましたが、すぐに戻して16,450-470での小動きとなりました。
しかし14:20から下げ出して15:05には16,310まで下落し、16,340(-250)▼1.51%で引けとなりました。
現物は16,391.45(-244.32)▼1.47%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値939.26よりも1.24ポイント高い940.50で寄り付き、10:00まで950近辺でこう着となり、10:00以降は960近辺でのこう着が続いて、958.03(+18.77)△2.00%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州・NYタイム共に動きが乏しく102.10-60での上下が続いて、102.41でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると102.30-45で小動きでしたが、8:45から下げ出して9:30には102.23まで下落しました。
そこからはジリ上げとなり10:20には102.47まで上昇し、10:50に麻生財務相の「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」「(為替動向に対して)緊張感を持って見守っていかないといけない」との発言が伝わると102.42から102.73まで急伸し、更に上げて11:10には102.83まで上昇しました。
しかしそこからは急速に押し戻されて102.22で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
9:10の152.03からジリジリとした下落が続き、入札警戒感の高まりで10:20から下げ足を速めて12:45には150.70まで大きく下落しました。
その後は戻して151.20近辺での小動きが続いて、151.33で15時となりました。
注目の第343回10年利付国庫債券入札の落札結果は、募入最低価格は101円19銭(-0.020%)と市場予想平均(101円40銭程度)を大幅に下回った。募入最低価格における案分比率は76.6086%。募入平均価格は101円46銭(-0.047%)で、テールは27銭(0.027%)、応札倍率は約3.16倍でした。応札倍率は2016年2月2日の入札以来の低い水準で、テールは2015年3月3日の入札以来の長さと低調な結果となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,953.39よりも3.31ポイント低い2,950.08で寄り付き、前日終値を挟んで上下していましたが、14時過ぎから上昇して、2,971.28(+17.89)△0.61%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,404.51(-27.73)
NASDAQ  5,184.20(+22.06)
・昨日のダウは7月ISM製造業景況指数と米建設支出が市場予想を下回り早期利上げ懸念の後退でプラスになりましたが、その後は原油価格が$40を割れる下落となったことで売りが優勢となってマイテンして小幅安で引け、6営業日続落となりました。
ナスは終日堅調で小幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足