東京市場ザラバ~日銀決定会合は現状維持で暴落~(2016年6月16日)

2016年6月16日

・昨日のNY株はダウ・ナス共にプラス圏で推移してFOMCとなり、結果は予想通りの追加利上げ見送りで今後の利上げは穏やかなペースとの見方に変化がなかったことで大きな反応はありませんでしたが、発表後にマイナス圏に下落して小幅安で引けました。
・本日の日経は朝方から下落が続き、昼休みの11:45に日銀金融政策決定会合で予想通りの現状維持の結果が発表されると先物が急落し、現物は下窓を明けて寄り付いた後も下げが続いて、
またドル円は日銀決定会合直後に104円台半ばまで下落し、更に下げが続いて14時過ぎには103.98まで下落し、104.16で15時となりました。

日経先物
15,820で寄り付き、直後から上げて9:15に15,870まで上昇しましたが、そこからは急速な下げとなって11:2015,650まで下落しました。
そこからは15,650-710での揉み合いとなり、11:45に日銀決定会合の結果が発表されると15,680から15,460まで220円急落しました。
その後は戻して12:35には15,650まで上昇しましたが、12:40から再び売られて14:30には15,340まで下落し、15,370(-530)▼3.33%で引けとなりました。
現物は15,434.14(-485.44)▼3.05%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,033.22よりも6.01ポイント低い1,027.21で寄り付き、直後からジリ下げとなって11:25には968.97まで下下続けました。
昼休みの11:45に日銀決定会合の発表で日経先物が急落したことで後場は更に低い965.77で寄りつき、下げが引けまで続いて、959.56(-73.66)▼7.13%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は106.20-40で上下していましたが、20:00からジリ下げとなって00:30には105.78まで下落し、一旦105.98まで戻しましたがFOMC直前に下げて03:00は105.75でした。
発表で10575から105.41まで下落しましたが、すぐに反転上昇となって04:40には106.13まで上昇して105.98でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると105.70-106.00での上下でしたが9:00から下げ出して9:40には105.54まで下落し、そこからは105.60-80での小動きが続き、11:30に騙しで105.58から105.07まで急落し、11:45の日銀決定会合の時は105.38でした。
発表で結果は現状維持で予想通りでしたが、105.38から104.45まで93pips急落し、そこからは104.60-90での揉み合いとなりました。
しかし13:30から再度急落して14:10には103.98まで下落し、104.16で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
10年長期国債343回債利回りがマイナス0.210%まで低下し、連日の過去最低値を更新しました。
国債先物は前場はジリ上げとなり、後場は高値圏での小動きとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,887.21よりも8.81ポイント低い2,878.40で寄り付き、終日マイナス圏で推移して、2,872.82(-14.39)▼0.50%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,640.17(-34.65)
NASDAQ  4,834.93(-8.62)
・昨日のNY株はダウ・ナス共にプラス圏で推移してFOMCとなり、結果は予想通りの追加利上げ見送りで今後の利上げは穏やかなペースとの見方に変化がなかったことで大きな反応はありませんでしたが、発表後にマイナス圏に下落して小幅安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
21時から利回りが低下し出して03:00のFOMC直後に大きな動きはありませんでしたが、その後も低下が続いて、1.575%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足