2016年5月13日
・昨日のダウは方向感がなく原油に振らされ、朝方は原油高を好感して上昇しましたが、原油が下落するとダウも下落し、午後になって原油が上昇するとダウも上昇して小幅高で引け、ナスは朝方マイテンしてからは終日マイナス圏での動きが続きました。
・本日の日経はマイナーSQでSQ値を16,750以上にしたい筋の思惑の影響を大きく受けて昨日終値16,646.34よりも157円高い16,804.17で寄り付きましたが（SQ値は16,845.67）、直後に急落となって9時半にマイテンしてからはジリ下げが続き10時過ぎには寄り値から350円近く下落しました。
その後は狭いレンジでの小動きが続き、引け前に更に下げてほぼ安値引けの16,412.21（-234.13）で引けました。
私見
今週は国内主要企業が決算を続々発表していて、決算期間中は動きが乏しいことが多いのですが、昨日の理由のない400円近い激しいリバや本日の寄りから300円近い急落は一部業者が本日のマイナーSQに向けた仕掛けと思われます。
今年に入って大口の動向に左右されることが多く、NY市場と逆に動かして個人のロスカットを誘ったり、4/28の日銀決定会合直後に900円超の急落など露骨に個人投資家から資金を吸い上げるような動きが目立っています。
ボラがあるのは結構なことで、また自分の思惑通りに動かないのが相場なのですが、理不尽な動きによるボラでは儲けるよりも損失の機会が増えてしまいます。
欧米市場のようにHFTやアルゴリズム取引の規制をしないと日本の個人投資家は日本市場から離れて行ってしまうのではないかと危惧しています。
日経先物
16,790で寄り付き、直後に急落してマイテンとなり9：05には16,640まで下落し、一旦16,700までリバった後9：20からは早いペースでの下げが続いて10：05には16,440まで下落しました。
そこからは16,440-510での揉み合いとなり、11：00に16,420まで下落する場面もありましたが、すぐに戻って16,430-510での揉み合いが続きました。
しかし14：50から急速に下げて15：05には16,350まで下落し、16,340（-370）▼2.21％で引けとなりました。
現物は16,412.21（-234.13）▼1.41％でした。
SQ値は16,845.67でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値1,198.42よりも7.77ポイント低い1,190.65で寄り付き、すぐに上げ出してプラテンして9：10には1,201.88まで上昇しましたが、そこからはジリ下げとなって10：00には1,175.54まで下落しました。
しかしそこからは反転上昇となって12：35にはプラテンし、その後もジリ上げとなって14：10には1,213.14まで上昇し、1,207.02（+8.60）△0.72％で引けとなりました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は東京時間からの上昇基調が続いて、16：20の108.74から20：50の109.39まで上昇しました。
しかしそこからは反転して下げとなり00：10のは108.62まで下落し、その後は再び上昇基調となって03：40には109.14まで上昇し、108.99でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると109.00近辺での小動きでしたが、9：30から下げ出して10：00には108.75まで下落し、そこからもジリジリと下げて12：00には108.72まで下落しました。
その後は108.70-85での小動きが続いて108.75で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値2,835.86よりも7.40ポイント低い2,828.46で寄り付き、前日終値を挟んで+-1%内の動きが続いて、2,827.11（-8.75）▼0.31％で引けとなりました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 17,720.50(+9.38)
ＮＡＳＤＡＱ 4,737.33(-23.35)
・昨日のダウは方向感がなく原油に振らされ、朝方は原油高を好感して上昇しましたが、原油が下落するとダウも下落し、午後になって原油が上昇するとダウも上昇して小幅高で引けました。
またナスは朝方マイテンしてからは終日マイナス圏での動きが続きました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
