東京市場ザラバ~FOMCは無風・日銀決定会合は現状維持ショックで暴落~(2016年4月28日)

2016年4月28日

・昨日のNY株はFOMC声明で米国景気の認識を「減速したようだ」と下方修正したことで早期利上げへの懸念が和らぎ発表後には上昇してダウは小幅高で引け、ナスはアップルの13年ぶりの減収決算の影響受けて終日マイナス圏での動きが続いて、FOMC声明後に上昇して下げ幅を縮めて小幅安で引けました。
・本日の日経はFOMC後にダウが堅調に上昇したことや日銀金融政策決定会合での追加緩和策期待から148円の上窓を明けて寄り付いてからも堅調な上昇が続きました。
しかし12:01に現状維持の発表があると日経先物が17,570から16,600まで930円暴落して12:30の後場開始の時には更に下げて16,540まで1,030円下落し、現物市場は後場開始後に特売りの状態になり12:40には560円安の16,730.13まで下落しました。
その後は一旦リバりましたが再び売られてジリ安となり本日安値圏の16,666.05(-624.44)▼3.61%で引けました。
またドル円はFOMC後に小幅上昇し、東京時間に入ると更に上昇していましたが、12:01の111.68から108.73まで295pipsもの暴落となり、108.95で15時となりました。

 

結果
12:01 日銀金融政策決定会合 現状維持

 

★本日早朝のFOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2016年4月28日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

日経先物
17,470で寄り付き、直後から上げ出して9:15には17,540まで上昇しましたが、押し戻されて9:45には17,440まで下落しました。
そこからはドル円と共にジリジリと上げ出して11:00には17,580まで上昇し、17,530-570での揉み合いのまま日銀決定会合の発表を待つ形となりました。
12:01に現状維持の発表で17,570から16,600まで930円もの値幅を暴落し、一旦16,810までリバった後再び下げ出して12:30には16,540まで下落しました。
その後はリバって13:00には16,890まで戻りましたが、13:40から再び売られてジリ下げとなり、15:05には本日安値の16,540まで下落し、引け直前に下に飛んで16,500(-770)▼4.46%で引けとなりました。
現物は16,666.05(-624.44)▼3.61%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,162.53とほぼ変わらない1,162.25で寄り付き、直後に1,149.68まで急落し、9:35には1,146.81まで下落しました。
その後はジリジリと下げて11:25には1,137.19まで下落し、昼休み中に日銀決定会合後に日経先物が暴落したことで後場は下窓を明けて1,120.51で寄り付き12:35には1,111.05まで下落しました。 その後はリバって13:30には1,142.12まで上昇した後は、再びジリジリと下げて1,131.56(-30.97)▼2.66%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間から111.05-40での小動きが続き、FOMCの03:00は111.33でした。
FOMC声明で米国景気の認識を「減速したようだ」と下方修正したことで早期利上げへの懸念が和らぎ、発表直後に111.33から111.73まで40pips急伸した後は反転して111.04まで急落しましたが、すぐに戻して111.45-60で揉み合いとなりました。
その後03:50には111.24まで下げる場面がありましたが再び戻して111.50近辺で小動きとなって、111.48でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると111.45-65での小動きが続き、9:50からジリ上げとなって10:25には111.82まで上昇しました。
そこからは押し戻されて11:25には111.57まで下落し、111.60近辺で小動きとなって日銀決定会合の発表を待つ形となりました。
12:01に現状維持の発表があるとそこからは111.68から108.73まで295pipsもの暴落となりました。
そこからはリバって12:50には109.43まで戻りましたが、13:30から再び下げ出して14:00には108.78まで下落し、108.80-109.05での揉み合いとなって、108.95で15時となりました。

左:ドル円-10分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
前場は上昇基調でしたが、12:01の日銀決定会合の発表直後に急落し、その後は上下に振れて本日の安値圏で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,964.70よりも8.96ポイント低い2,955.74で寄り付き、しばらく前日終値近辺で上下していましたが、前場後半から下げ出して1%超下落しました。
しかし後場になると徐々に戻して、2,945.59(-8.08)▼0.27%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,041.55(+51.23)
NASDAQ  4,863.14(-25.14)
・昨日のNY株はFOMC声明で米国景気の認識を「減速したようだ」と下方修正したことで早期利上げへの懸念が和らぎ発表後には上昇してダウは小幅高で引けました。
ナスはアップルの13年ぶりの減収決算の影響受けて終日マイナス圏での動きが続いて、FOMC声明後に上昇して下げ幅を縮めて小幅安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
03:00のFOMC発表で1.900%から1.917%まで上昇した後すぐに反転して1.876%まで低下し、利上げを急がない姿勢が示されたとの見方からその後も低下基調が続いて1.853%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-5分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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