2016年4月22日
・昨日のNY株はリビアが数週間以内に原油生産量を倍増する可能性があるとの報道で下落した影響で軟調な展開となり、ダウは$18,000を割り込んで引けました。
また20:45に欧州中央銀行が政策金利の発表とその後ドラギ総裁が記者会見があり、追加利下げが選択肢にあることを強調し、「ヘリコプターマネー」についてはきっぱりと否定したことで、ユーロ・ドルはドラギ総裁会見直後には急伸しましたがサプライズがなかったことやヘリコプターマネー否定で急速に下落して上昇分を全て打ち消しました。
・本日の日経は安く寄り付いた後はマイナス100円前後で上下が続いて11時過ぎには一旦プラテンしましたが再び押し戻されました。
しかし13:30に関係者の話として「日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討」「貸し出しマイナス金利は政策金利マイナス幅の拡大時に検討」との報道が伝わるとドル円が急伸したことに引っ張られるように上昇して200円高まで上昇し、一旦押した後引けにかけて再び上昇して高値引けの208円高で引け、4連騰となりました。
日経先物
17,200で寄り付き、17,210-260で揉んだ後9:15から急伸して17,330まで上昇しましたが、そこからはジリジリと押し戻されて10:10には17,240まで下落しました。
その後10:45からは逆にジリ上げとなって11:20には17,390まで上昇しましたが、その後は再び下げ出して13:05には17,290まで下落しました。
しかし13:30に「日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討」「貸し出しマイナス金利は政策金利マイナス幅の拡大時に検討」などの報道が伝わるとドル円が急伸したことで日経も急伸して13:40には17,580まで上昇しました。
そこからは14:15に17,380まで押し戻された後、再び上昇して17,570(+160)△0.92%で引けとなりました。
現物は17,572.49(+208.87)△1.20%でした。
マザーズ
前日終値1,226.42よりも6.62ポイント低い1,219.80で寄り付き、9:15に1,225.46まで上げた後はジリ下げとなって10:35の1,181.96まで下落が続きました。
しかしその後はジリジリとした上昇が続き、1,221.50(-4.92)▼0.40%で引けとなりました。
ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円はECB政策金利発表やドラギ総裁会見で大きな動きはなく、欧州時間は109.50-80で小動きが続き、NYタイムでは一段下げて109.30-60での上下が続いて109.46でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると109.40-50で小動きでしたが、9:00に109.27まで下落した後は109.25-50で上下していました。
しかし13:30に「日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討」「貸し出しマイナス金利は政策金利マイナス幅の拡大時に検討」などの報道が伝わると急伸して13:30の109.39から13:40には110円台に突入して110.16まで上昇し、一旦109.80近辺まで押した後再び上昇して15:00には110.33まで上昇しました。
日本国債(チャートは15:00時点)
前場は昨日からの下落の地合いを引き継いでいましたが、午後になると急伸しました。
上海総合指数
前日終値2,952.89よりも19.86ポイント低い2,933.03で寄り付き、終日前日終値を挟んだ動きが続いて、2,959.24(+6.35)△0.22%で引けとなりました。
昨日のNY株式市場
NY DOW 17,982.52(-113.75)
NASDAQ 4,945.89(-2.24)
・昨日のNY株はリビアが数週間以内に原油生産量を倍増する可能性があるとの報道で下落した影響で軟調な展開となり、ダウは$18,000を割り込んで引けました。