東京市場ザラバ～元安の人民元基準値と中国株取引停止～（2016年1月7日）

2016年1月7日

・昨日のNY株は中国経済への懸念や34ドルを割れて約７年ぶりの安値まで下落した原油、北朝鮮の核実験を嫌気して終日軟調な展開が続きました。
・本日の日経は昨日に続いて人民元基準値が元安の発表で株・ドル円が急落し、その後10時半から始まった上海株が寄りついてまもなくCBとなり、再開後も売られて中国株の取引が停止したため、日経は下げ幅を拡大して引けました。

日経先物
18,120で寄り付き、18,070-170で上下していましたが、10：15の人民元基準値発表で人民元の基準値を昨日に続いて再び安い水準にしたことで18,130から18,000まで急落し、そこからジリジリと下げて上海株が軟調な展開からCBになり、再開後も再び売られて中国株の取引が停止になったことで日経は下げが加速して11：05には17,800まで急落しました。
その後は17,800-890での揉み合いとなり、13：00に17,930まで戻る場面がありましたがすぐに押し戻されて13：55には17,760まで下落しました。そこからは17,780近辺でのもみ合いが続いていましたが、引けにかけて更に下げとなり、17,660（-520）▼2.86％で引けとなりました。
現物は17,767.34（-423.98）▼2.33％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

マザーズ
前日終値880.24よりも3.93ポイント低い876.31で寄り付き、ジリ上げとなって10：15には897.23まで上昇しました。
しかしそこからは日経と共に下げ出して10：55にマイテンした後も下げが続いて11：05には869.28まで下落しました。
その後は戻して前日終値近辺での小動きとなって、879.81（-0.43）▼0.05％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間はジリ下げとなって20：30の118.25まで下落し、ADPが予想を上回る好結果だったため戻して00：20には118.76まで上昇してからは118.60近辺で小動きとなりました。その後04：00から小幅下げて118.49でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって10：15には118.75まで上昇しました。
しかし10：15に人民元の基準値の発表で元安に設定されたことが伝わると118.71から118.32まで急落し、上海株が寄りから売りがかさんでサーキットブレーカーが発動されたことで更に下げが加速して10：40の117.62まで急落しました。
その後はリバって12：50には118.23まで上げましたが、再び売られて118.01で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　