東京市場ザラバ~日銀決定会合で量的・質的金融緩和補完の措置導入~(2015年12月18日)

2015年12月18日

・昨日のNY株はアジア・欧州株は上昇していましたが原油価格の下落によってエネルギーセクターへの売り、利益確定売りで売られてダウ・ナス共に大きめの反落となり、FOMCで利上げ決定後の上昇分の大半を消してしまいました。
・本日の日経は日銀金融政策決定会合を控えて寄り後は小動きでしたが、9時半から下げましたがジリジリ戻して日銀決定会合の発表直後に大急騰して先物は19,370から19,840まで上昇しましたが、量的・質的金融緩和を補完するための措置を導入を嫌気されてすぐに反転して13:30には19,150まで下落し、一旦リバった後更に下げて14:20には18,970まで暴落しました。
その後は19,000近辺での小動きが続いて引けました。

結果
12:50 日銀金融政策決定会合 現状維持

日銀決定の骨子
・資金供給量を年80兆円増やす量的・質的金融緩和の維持と補完措置を決定
・長期国債買い入れの平均残存期間を2016年から7~12年程度に延長
・株価指数連動型の上場投資信託(ETF)買い入れ枠を年3000億円拡充
・上場不動産投資信託(J-REIT)の銘柄別買い入れ上限を10%に引き上げ
・民間金融機関の貸し出し増加を促す低利融資制度を拡充・延長
・金融機関から買い入れた株式を16年4月から売却開始。売却完了期限を26年3月末まで延長

日経先物
19,300で寄り付き、19.290-320で揉み合いの後9:40から下げ出して9:55には19,170まで下落しました。
その後は19,190-250での小動きでしたが、11:05から上げ出して11:30には19,310まで上昇し、12:50の日銀金融政策決定会合の発表の時は19,370でした。
発表で19,370から19,880まで510円大急伸しましたが、量的・質的金融緩和を補完するための措置を導入を嫌気されてすぐに反転して急落し、13:30には19,150まで下落しました。 その後は戻して19,200-300で揉み合いとなりましたが、14:00から再び下げ出して15:00には18,940まで下落し、18,950(-390)▼2.02%で引けとなりました。
現物は18,986.80(-366.76)▼1.90%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値893.19よりも00000ポイント低い889.44で寄り付き、直後から上げ出してプラテンして9:10には895.47まで上昇しました。
しかし日経の急落につられて9:35から下げ出して9:55には885.63まで下落しました。
その後は小幅高まで戻しましたが、日銀決定会合の発表後にジリ下げが続いて14:20には874.16まで下落し、875.87(-17.32)▼1.94%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間からジリジリとした上昇が続いて04:50の122.87まで上げ続けました。 しかし05:50から急落して122.54でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると122.40-60での小動きが続いて12:50の日銀決定会合発表の時は122.59でした。
発表で122.59から123.48まで89pips急伸しましたがすぐに反転して13:25には121.95まで急落しました。
その後はジリ下げが続いて121.89で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
日銀決定会合発表で148.96から149.18まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて149.06で15時となり、直近高値を大幅に更新に更新しました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,580.00よりも5.06ポイント低い3,574.94で寄り付き、終日小幅な動きが続いて、3,578.96(-1.03)▼0.03%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,495.84(-253.25)
NASDAQ  5,002.55(-68.58)
・昨日のNY株はアジア・欧州株は上昇していましたが原油価格の下落によってエネルギーセクターへの売り、利益確定売りで売られてダウ・ナス共に大きめの反落となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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