米雇用統計発表後のNY市場の動き(2015年12月5日)

2015年12月5日

・昨日発表された11月雇用統計が市場予想を上回る好結果だったことやドラギECB総裁が追加緩和の可能性を示唆したことでダウ・ナス共に大幅高となりました。
・ドル円は雇用統計発表直後は123.37まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて揉み合いとなり、徐々に上昇して123円台前半で引けました。
しかし発表直後の高値123.37まで届くことはなく、力強さのない展開でした。
・注目されていたOPEC総会では産油量据え置きが決定され、原油先物価格は一時40ドルを割り込みましたが、更なる下落にはならずに戻して40ドル近辺でクローズとなりました。

結果
22:30 11月非農業部門雇用者数 予想:+20.0万人 結果:+21.1万人 (前回:+27.1万人 修正値:+29.8万人)
22:30 10月失業率 予想:5.0% 結果:5.0% (前回:5.0%)

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2015年12月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,847.63(+369.96)
NASDAQ   5,142.27(+104.74)
 昨日発表された11月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を上回る好結果だったことや、ECBのドラギ総裁が追加緩和の可能性を示唆したことで終日大幅高の水準で堅調な値動きとなり、ダウナス共に2%超の大幅上昇となりました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
 ナイトは19,500で寄りつき、17:10に19,580まで上げた後は19,480-540で小動きとなって22:30の雇用統計の時は19,490でした。
発表で19,490から19,600まで急伸しましたがすぐに反転して23:05には19,390まで下落しました。
しかしその後はジリ上げとなって01:05には19,590まで上昇し、02:30からは一段高となって02:50には19,660まで上昇して、、19,640(+180)△0.92%で3時となりました。
CME(円建て)清算値は19,999でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間はジリ上げが続いて22:10には123.01まで上昇し、直前に下げて雇用統計発表の時は122.73でした。
発表で122.73から123.37まで64pips急伸しましたがすぐに押し戻されて122.80-123.10で揉み合いとなりました。 その後は小幅上げて123.20近辺で小動きとなって、123.11でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 雇用統計発表で利回りは2.317%から2.358%まで急伸しましたが、すぐに下落してからはジリジリと下げて2.273%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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