2015年9月18日
・昨日のNY株はFOMCで金利の据え置きを決定したことで直後は上昇しましたが、イエレンFRB議長会見で年内の利上げに含みを持たせた一方、中国など海外の動向にも注目していく姿勢も表明したことで、利上げ時期の不透明感が今後も続くと受け止められて売られて、ダウは小幅安、ナスは小幅高で引け、ドル円はドル売りの流れで下落して119円台後半で返ってきました。
・本日の日経は、利上げがなかった結果よりも、利上げができかったことへの失望感で、寄り付き直後から急落となって18,000円近辺まで下落(先物は18,000円割れ)し、揉み合いが続いた後、引け前に下落して本日の安値圏で引けました。
★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2015年9月18日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
日経先物
18,180で寄り付き、直後から急落して9:35には17,940まで下落しましたが、すぐにリバって10:20には18,120まで上昇しました。
そこからは18,020-100での上下が続いていましたが、14:00から下げ出して14:50には17,960まで下落し、現物が引けた後更に下げて15:05には17,920まで下落して、引け直前に上に飛んで、18,000(-360)▼1.96%で引けとなりました。
現物は18,070.21(-362.06)▼1.96%でした。
マザーズ
前日終値776.10よりも3.12ポイント低い772.98で寄り付き、769-777での揉み合いが続いていました。
しかし13:35にプラテンすると小幅高水準の776-779で小動きとなって、777.36(+1.26)△0.16%で引けとなりました。
ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は120.80-121.00で上下しFOMCの3:00は120.55でした。
発表で120.55から120.97まで急伸しましたが、直後に反転して下落となって04:55の119.79まで下げ続け、119.99でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると120.10-25で小動きでしたが、9:05から下げ出して9:35には119.66まで下落して119.70-85で揉み合っていました。
10:20に理由なく急伸して120.40まで急伸しましたが、すぐに押し戻されてからは119.85-120.15で上下していました。
その後、13:35からジリ下げとなって119.69で15時となりました。
日本国債(チャートは15:00時点)
FOMC後に上昇して本日は高値圏で小動きが続き、14:30から一段高となって15時となりました。
上海総合指数
前日終値3,086.06よりも14.22ポイント高い3,100.28で寄り付き、終日プラスマイナス1%前後で上下して、3,097.92(+11.86)△0.38%で引けとなりました。
昨日のNY株式市場
NY DOW 16,674.74(-65.21)
NASDAQ 4,893.95(+4.71)
・昨日のNY株はFOMCで金利の据え置きを決定したことで直後は上昇しましたが、イエレンFRB議長会見で年内の利上げに含みを持たせた一方、中国など海外の動向にも注目していく姿勢も表明したことで、利上げ時期の不透明感が今後も続くと受け止められて売られて、ダウは小幅安、ナスは小幅高で引けました。
米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・FOMC前は2.280%前後で推移していましたが、2:00から低下し出してFOMC直後は一旦上昇しましたが、再び低下して2.188%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足