2015年6月16日

・昨日のNY株はギリシャと欧州連合との交渉が決裂してデフォルトに陥る可能性が高まったことで欧州株が全面安になったことやNY連銀製造業景況指数、鉱工業生産指数が予想を下回ったことで軟調な展開となって終日マイナス圏での動きとなってダウ・ナス共に下落となりました。
・本日の日経は寄り後に小幅上げた後は、10時からの黒田日銀総裁の参議院財政金融委での答弁前に下げ出して、下げてる途中に浅間山噴火のニュースも加わってからは下げ足を速めました、
その後戻る場面がありましたが戻りは弱く引けにかけてジリ下げとなりました。

★参議院財政金融委員会の黒田総裁発言は、日銀黒田総裁会見参議院財政金融委員会骨子（2015年6月16日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

日経先物
20,310で寄り付き、9：10には20,360まで上昇して20,320-340で小動きとなりました。
しかし10：00から始まる黒田日銀総裁の参議院財政金融委の前の9：55から下げ出して、浅間山噴火のニュースが入ってくると下げ足を速めて10：30には20,220まで下落しました。
黒田総裁の「前回の国会の為替発言は先行きの評価・予測を話したわけではない」「前回の国会の為替発言はあくまで名目為替レートの水準や先行きの評価を申し上げたわけではない」などの発言が伝わった10：40からドル円と共に急伸して20,310まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて10：55には20,230まで下落しました。
その後20,250近辺でこう着となった後12：50から上げて20,300まで上昇し、そこからは20,240-280での小動きが続きました。
しかし現物が引けた15：00から小幅下げて20,230（-110）▼0.54％で引けとなりました。
現物は20,257.94（-129.85）▼0.64％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

マザーズ
前日終値994.48とほぼ変わらない994.82で寄り付き、直後から上昇して9：05には1,000ポントを突破して1000.15を付けましたが、そこからはジリ下げとなり、日経が急落したことで更に下げて10：30には985.31まで下落しました。
その後もジリジリとした下げが続いて、ほぼ安値の980.97（-13.51）▼1.36％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

ドル円（チャートは15:00時点）
・昨日は123.30-65での小動きが欧州・NYタイムで続いて、123.37でNYクローズとなりました。
・東京時間はに入ると123.40近辺での小動きが続いていましたが、10：00から下げ出して10：30には123.31まで小幅下落しましたが、10：40に黒田総裁が参議院財政金融委員会で「前回の国会の為替発言は先行きの評価・予測を話したわけではない」「前回の国会の為替発言はあくまで名目為替レートの水準や先行きの評価を申し上げたわけではない」との発言が伝わると123.36から123.78まで42pips急伸しました。
しかしそこからは押し戻されて10：55には123.52まで下落し、123.55近辺で小動きとなりました。
その後123.50-65での小動きが続いて123.58で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

日本国債（チャートは15：00時点）
寄りからジリ上げとなり、後場は本日の高値圏で小動きとなりました。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

上海総合指数
前日終値5,062.99よりも58.58ポイント低い5,004.41で寄り付き、前場半ばに5,000ポイントを割れてからは▼2-3％で上下して、後場半ばには更に売られて4％越の下落となり、引け前に戻して4,887.43（-175.56）▼3.47％で引けとなりました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　17,791.17(-107.67)
ＮＡＳＤＡＱ 　 5,029.97(-21.13)
・昨日のNY株はギリシャと欧州連合との交渉が決裂してデフォルトに陥る可能性が高まったことで欧州株が全面安になったことや6月NY連銀製造業景況指数、5月鉱工業生産指数が予想を下回ったことで朝方から売られ、引けにかけては下げ幅を縮めましたが、ダウ・ナス共に下落となりました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足