米雇用統計発表後のNY市場の動き(2015年4月4日)

2015年4月4日

昨夜はグッドフライデーのため欧米株式市場が軒並み休場の中で雇用統計の発表となりました。
21:30に発表された結果が予想よりも大幅に悪化したことで日経ナイトは急落、ドル円はドル売りとリスク回避の円買いで急落、米国債利回りは債権買いのため低下する動きとなりました。

雇用統計悪化を早期利上げ観測の後退と捉えて株が買われるのか、それとも現状の景気を嫌気して売られるのか、週明けの欧米市場の反応を確認してから動きた方が良いかもしれません。

結果
21:30 3月非農業部門雇用者数 予想:+24.5万人 結果:+12.6万人 (前回:+29.5万人 修正値:+26.4万人)
21:30 3月失業率 予想:5.5% 結果:5.5% (前回:5.5%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2015年4月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

昨夜のNY株式市場
昨日はグッドフライデーのため、株式市場は休場でした。

 

日経先物(夜間)
ナイトは19,460で寄り付き、17:05から上げ出して17:20には19,550まで上昇し、そこからは小幅押し戻されて21:30の雇用統計発表の時は19,480でした。
発表で結果が予想よりも悪化していたことで19,480から22:10の19,320まで160円急落しました。
その後は小幅戻して19,380近辺でこう着となって19,350(-130)▼0.67%で3時となりました。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
昨日の欧州時間は119.65-75でこう着し、20:40に119.49まで下げる場面がありましたがすぐに戻して21:30の雇用統計発表の時は119.84でした。
発表で119.84から118.86まで98pips急落し、そこから更に下げて22:10には118.72まで下落しました。
そこからは小幅戻した後は、参加者が少ないこともあり118.90-119.00でこう着が続いて118.98でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは1:00時点)
債権市場はグッドフライデーのため午前のみの短縮取引でした。
雇用統計が悪化したことで米国債は買われて利回りは低下し、21:30の1.905%から21:55には1.809%まで低下し、その後は小幅戻して1.842%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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