2015年3月19日

本日早朝（3/19）のFOMC声明で注目されていた「忍耐強く」の文言は削除されましたが、イエレンFRB議長会見で「ドルの上昇は低インフレの長期化を意味する」との発言でドル売りが加速し、ドル円やユーロドルは大きく下落しましたが、NY株は利上げ先送り観測から買われて大幅上昇で返ってきました。
本日の日経は寄り後は急伸しましたが、反転下落すると 19,470から19,220まで250円もの大急落となりました。
しかし安値を付けてからは上下を繰り返しながら上昇して下げ幅を縮小しました。

日経先物
19,400で寄り付き、直後から上昇して9：15には19,470を付けましたが、そこからは早い下げ足で急落して9：55には19,220まで下落しました。
そこからは戻して19,260-320で上下していましたが、10：40からは上げ出して11：00には19,380まで上昇しました。
その後再び押し戻されて11：45に19,300まで下落し、そこからは上下を繰り返しながら上げて、14：45には19,440まで上昇しました。
14：30過ぎからは19,350-420で早い動きで上下して、引け直前に上に飛んで19,440（-40）▼0.21％で引けとなりました。
現物は19,476.56（-67.92）▼0.35％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
前日終値855.42よりも1.06ポイント低い854.36で寄り付き、 856近辺で揉んでいましたが、9：20から下げ出して9：55には848.24まで下落しました。
その後は848-853で上下し、引け前に小幅上げて854.62（-0.80）▼0.09％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15:00時点）
・昨日は「忍耐強く」の文言は削除されましたが、「ドルの上昇は低インフレの長期化を意味する」とのイエレンFRB議長の発言でドルが売られ、ストップロスを誘発して大幅下落となりました。
欧州時間は121.20近辺で上下していましたが、23：50から下げ出して03：00のＦＯＭＣ声明発表の時は120.89でした。
発表で120.89から120.45まで４４pips急落し、すぐの戻った後再び下げ出して、5：00には120.69から119.28まで141pips急落しました。
そこからは戻して120.20でＮＹクローズとなりました。
・東京時間に入ると120.20近辺でこう着していましたが、8：50から下げ出して9：40には119.67まで下落しました。
そこからは逆にジリ上げが続いて14：20の120.62まで上昇し、120.51で15時となりました。

左：ドル円－10分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
昨日終値147.60よりも0.29高い147.89で寄り付いた後は、小動きとなりました。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
前日終値3,577.30よりも1.28ポイント低い3,576.02で寄り付き、終日前日終値を挟んで上下し、取引時間中に連日の昨年来高値を更新して、3,582.27（+4.97）△0.14％で引けとなりました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足

　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　18,076.19(+227.11)
ＮＡＳＤＡＱ 　 4,982.83(+45.39)
・昨日のNY株はFOMC声明で「忍耐強く」の文言は削除されましたが、早期利上げ観測が後退したことで急上昇して大幅高となりました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足
　

 

米国10年債権利回り（チャートは7:00時点）
昨日FOMC声明発表までは2.010-050で小動きでしたが、02：00過ぎから小幅上げて発表の03：00は2.056%でした。
発表で1.982%まで急落しそこから更に下げて04：00には1.906%まで低下し、1.918%でNYクローズとなりました。

左：米国10年債権利回り－15分足　右：米国10年債権利回り－日足