日銀黒田総裁会見骨子(2015年3月17日)

2015年3月17日

本日3/17(火)に行われた日銀金融政策決定会合後の、黒田日銀総裁会見骨子です。
(時事通信より転載)

・景気は緩やかな回復基調を続けている
・前向きな循環メカニズムはしっかり作用し続けている
・物価の先行き、当面0%程度で推移するとみられる
・物価、15年度を中心とする期間に2%程度に達する可能性が高い
・物価目標達成に向け、必要な調整を行う方針に変更ない
・物価の基調は着実に改善している
・2%物価、2年程度を念頭にできるだけ早期に実現する方針は変わらず
・賃上げの方向が労使双方から示されるなど物価をめぐる状況大きく変化
・物価、エネルギー価格の動向によって若干のマイナスになる可能性排除できず
・物価の基調が変化する状況ではなく、一時的な動きでどうこうすることはない
・ベア、ボーナスで賃金上昇が実現する環境は整っている
・中長期的な物価上昇期待はおおむね維持されている
・今のところ原油安で物価がマイナスになっても直ちに物価の基調には影響せず
・現時点では2%物価目標を2年程度念頭に早期に実現することが最も大事
・現時点で流動性に大きな問題は生じていない=債券市場サーベイで
・債券市場の動向は引き続き注意深く見る必要、市場との対話今後とも続ける
・金利リスク規制、影響見極めてバーゼル委の議論にしっかり貢献したい
・国債信用リスク規制、特定の方向での議論が前提になっているわけではない
・4月以降、実質賃金はプラス幅を拡大する
・今のところ株式市場で過熱、行き過ぎた期待の強気化があるとは思っていない
・特別に物価安定目標達成が難しくなったということはない=原油安で
・原油価格の大幅下落は大きな想定外だった
・物価上昇率、15年度後半にかなり上昇していく
・2%未達時の岩田副総裁の進退、私がとやかく申し上げる立場にない
・経済実態を反映していれば世界経済にもプラス=欧米金融政策の方向性の違い
・物価安定目標にまったく揺らぎはない
・ETF購入、株価を支えるとか押し上げるためにやっているわけではない
・ETF買い入れ、市場に介入し、資金の配分を変えていると思わない
・ゆうちょ預入限度引き上げ、民間との公平性確保など幅広い観点で検討必要

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


4 × two =