東京市場ザラバ～FOMCでNY株は急落～（2015年1月29日）

2015年1月29日

本日（1/29）早朝のFOMC声明で、「相当の間、ゼロ金利維持」の引用は削除され、「金融政策の方針の正常化を始めるにおいて辛抱強くなり得ると判断」との表現を据え置かれました。
最近のスイスフラン下限撤廃やカナダ利下げなどの動きから利上げ時期の先送りへの期待があったのかNY株はFOMC後は急速に下落して引けました。
前場は安く寄り付いた後は円安進行したこともあって予想外に堅調な展開で上昇していきましたが、後場は逆に下げ基調となって、前場の上昇分を帳消しにする行って来いとなりました。

★FOMC声明は、FOMC声明全文（2015年1月29日）の記事に詳しく書いています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

日経先物
CME（円建て）清算値17,525よりも105円高い17,630で寄り付き、直後から上昇して9：10には17,700まで上昇し、そこからも押しを入れながら上げていって11：30には17,790まで上昇しました。
その後、17,760-780で小動きとなっていましたが、12：45からジリジリと下げて13：10には17,690まで下落しました。
そこからはリバって17,760まで上昇しましたが、13：50から再び下げ出して14：40には17,570まで下落した後は17,570-620で揉み合いとなり、17,610（-240）▼1.34％で引けとなりました。
現物は17,606.22（-189.51）▼1.06％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

マザーズ
前日終値892.08よりも3.07ポイント低い889.01で寄り付き、上昇してプラス圏で推移していましたが、13：10から下げ出して14：05からは下げ足を速めて安値引けとなる882.00（-10.08）▼1.13％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

ドル円（チャートは15:00時点）
・昨日のNYタイムは117.65-90で上下し、FOMCの04：00は117.69でした。
発表で直後に117.55-97を往復した後はジリ下げとなって5：45には117.25まで下落し、117.54でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると、しばらく117.40-60で上下していましたが、8：55から上げ出して9：45には117.78まで上昇し、117.60近辺まで押した後10：55から上げ足を速めて11：20には118.09まで上昇しました。
その後、117.90近辺で小動きでしたが、14：10から下げ足を速めて15：00には117.57まで下落して、午前に上げた分が行って来いとなりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　