新指標の労働市場情勢指数(LMCI)について(2014年10月7日)

2014年10月7日

昨日から労働市場情勢指数(LMCI:Labor Market Conditions Index)が公表されるようになりました。

LMCIとは、失業率や企業の採用計画など19の指標を基に算出され、労働市場全体の健全性を数値化したものです。
公式統計ではなくFRBの調査分析結果として報告されます。
なお発表は今回(2014.10.6)が初めてです。

FRBは、毎月の雇用統計発表後、最初の営業日の米東部時間午前10時以降に公表するとしています。
非農業部門の雇用者数の増加幅や失業率を示す雇用統計だけでは把握し切れない米労働市場の情勢を総合的に反映する指標として、金融政策を決定するFOMCでも重視される可能性が高いです。

★雇用統計の結果の評価が低くなっているので、しばらくはLMCIに注目しておきましょう。

今回発表された結果
9月:2.5 8月:2.0 7月:2.7 6月:5.1 5月:6.3 4月:7.1 3月:4.9 2月:3.0 1月:3.0

 

算出根拠の19の指標の明細(Forbesより転載)
(*翻訳に難ありかもです。)

Indicator インジケーター(和訳) 単位
1 Unemployment rate 失業率 労働力の割合
2 Labor force participation rate 労働力率 人口の割合
3 Part time for economic reasons 経済的理由からのパートタイム 労働力の割合
4 Private payroll employment プライベート給与雇用 人口の割合
5 Government payroll employment 政府の給与雇用 人口の割合
6 Temporary help employment 一時的な雇用 人口の割合
7 Average weekly hours (production) 平均週間時間(生産) 時間
8 Average weekly hours of persons at work 職場での人の平均週間時間 時間
9 Average hourly earnings (production) 平均時給(生産) $ /時間、12ヶ月のパーセント変化
10 Composite help-wanted index 複合求人インデックス インデックス
11 Hiring rate 入職率 給与雇用の割合
12 Transition rate from unemployment to employment 失業から就業への移行率 失業率
13 Insured unemployment rate 被保険者の失業率 カバーされた雇用の割合
14 Job losers unemployed less than 5 weeks 5週間以上の失業者 CPSの雇用の割合
15 Quit rate レートを終了します 給与雇用の割合
16 Job leavers unemployed less than 5 weeks 離職から5週間未満の離職者 CPSの雇用の割合
17 Jobs plentiful v. hard to get 仕事量対入手困難 景気動向指数
18 Hiring plans 雇用計画、採用計画 景気動向指数
19 Jobs hard to fill  埋めきれない職 景気動向指数

 

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