2014年8月21日
本日早朝に発表されたFOMC議事録で、発表直後は早期利上げ観測からドル円上昇、NY株は下落、米国利回り上昇の動きとなりました。
しかし、FOMC参加者の多くが利上げは今後の経済動向次第という点を強調したことや、数人がインフレ目標の達成にも時間がかかると指摘したことから早期利上げ懸念が薄まったことで、NY株式市場は切り返して上昇となりました。
NY株が戻した要因の利下げ観測の後退については、ドル円は反応せず、いいとこどりをして高値圏を維持する展開となりました。
日経はドル円の大幅円安を受けて高寄りし、更に上昇して15,600付けた後で小幅押しましたが、終日高値圏で上下し、日経225現物は、2013年12月17~30日以来の9連騰となりました。
日経先物
15,530で寄り付き、15,520-540で揉んだ後9:40から上げ始めて10:20には15,600まで上昇しました。
そこからは下げて15,550近辺で揉んだ後15,540-570で上下し、14時過ぎからは14,570-590で上下し、15,550(+130)△0.84%で引けとなりました。
現物は15,586.20(+131.75)△0.85%でした。
マザーズ
前日終値942.52とほぼ変わらない942.70で寄り付き、940近辺で揉んでいましたが、9:20に急伸して9:25には948.31まで上昇しました。
しかしそこから下げ出して10:05にマイテンしてからは、ジリ下げとなり11:20には939.48まで下落しました。
その後はジリ上げとなり13:50には951.72まで上昇ましたが、押し戻されて948近辺で上下し、947.52(+5.00)△0.53%で引けとなりました。
ドル円(チャートは15:30時点)
昨日の欧州時間から103.20-40で上下が続き、FOMC議事録発表を迎えました。
発表で103.28から103.61まで33pips急伸し、その後もジリ上げとなり4:40には103.84まで上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて103.75でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると、103.70近辺で上下していましたが、9:05から上げ始めて10:45には103.95まで上昇しました。
その後、103.85-90を上下し103.85で15時となりました。
日本国債(チャートは15:00時点)
日経が寄りから上昇したことから債券は売られ、後場になると安値圏で小動きとなりました。
上海総合指数
前日終値2,240.21とほぼ変わらない2,239.57で寄り付き、ジリ下げとなり後場前半には2,211.63まで下落しましたが、そこからは逆にジリ上げとなり、2,230.46(-9.75)▼0.44%で引けとなりました。
昨日のNY株式市場
NY DOW 16,979.13(+59.54)
NASDAQ 4,526.48(-1.03)
FOMC発表後は早期利上げで下落しましたが、FOMC参加者の多くが利上げは今後の経済動向次第という点を強調したことや、数人がインフレ目標の達成にも時間がかかると指摘したことで早期利上げ懸念が薄まり、切り返して上昇となりました。
しかしナスは引け前に下げてマイナスでの引けとなりました。