イラク空爆があった昨夜のNY市場の動き(2014年8月9日)

2014年8月9日

昨日のザラバに400円超の大幅下落をした後のナイト取引で200円戻しました。
欧州主要株式市場はマイナスで終わっているのですが、当事者のNY株式市場はお構いなしの大幅高で引けていて、日経ナイトでは15,000円に乗せることはなかったものの、CME(円建て)は15,010円で引けており、来週月曜日の日経に期待がもてる展開となりました。
また、ドル円はザラバの下落をほぼ行って来いの102円台に乗せてNYクローズとなりました。
昨夜の22:00にイラク北部でイスラム過激派「イスラム国」への限定的な空爆に踏み切ったと米国防総省から発表されましたが、その時は大きな動きにはなりませんでした。

イラク、ウクライナなどの地政学リスクが昨夜は一旦落ち着きましたが、まだまだ予断は許されない状況にあり、来週からはお盆に入りますので、ますます参加者が減ってくる中での乱高下には十分警戒をしておきたいところです。

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,553.93(+185.66)
NASDAQ   4,370.90(+35.93)
NY株はロシア政府がウクライナ紛争の緊張緩和に乗り出す意向が伝えられたことによる安心感や直近の下げの反動もあり、ダウナスともに共に大幅反発となりました。
なお、イラクへの限定空爆は材料にはなりませんでした。

左:DOW-5分足 右:NASDAQ-5分足
  

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

日経先物(夜間取引)
14,760でナイトは始まった直後から下げとなり、16:40には14,700まで下落し、そこからはジリジリと上げ戻していました。17:35に14,810まで戻った後は14,780-830で小動きとなりました。
しかし20:05から再び上げ始めて20:20には14,890まで上昇した後は14,860-910で上下していました。
23:25に14,820まで押されましたがすぐに戻して14,880近辺でこう着となりました。
2:20から上げ足を速めて2:25には14,960まで上昇し、2:50には14,970を付け、14,960で3時となりました。
CME(円建て)の清算値は15,010でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
  

 

ドル円(チャートは6:00時点)
昨日の東京株式市場が終わった直後から下げ始めて15:40には101.51まで下落しました。
しかしそこからはジリ上げとなり101.80近辺で揉んだ後、19:20から再び上げ出して21:30には102.06まで上昇しました。
その後23:20には101.70まで押しましたが、再度上げ出して101.90で揉んでいましたが、2:10から急伸して2:40には102.05まで上昇し、そこからは102.05近辺でこう着となり102.01ででNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
時間外の15:30に2.349%まで利回りは低下していましたが、ジリジリと上げていき、NYタイムには上げ足を速めて高値圏の2.420%近辺でのこう着となり、2.422%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
  

 

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