東京市場ザラバ～MSQと日銀決定会合～（2014年6月13日）

2014年6月13日

昨夜にイラク情勢の緊迫化や米小売売上高が予想より悪化したことで米株は下落となり、日経も安く寄り付きました。
日銀金融政策会合の現状維持の発表直後は株、ドル円はほとんど反応はしませんでしたが、阿部首相の法人実効税率引き下げに関する会見を本日行なうことが伝わると急伸して、寄値から引値まで330円の大幅上昇となりました。
ザラバは無理上げした感もあるので、本日15：30からの日銀黒田総裁会見後の反応が気になります。

結果
11：42　日銀金融政策決定会合　現状維持

日経先物
14,810で寄り付き、9：15には14,870まで上昇しましたが、そこからの伸びはなく14,830まで下落して14,850近辺でこう着となりました。
その後、14,820-850で上下していましたが、11：00から上げて14,860近辺でのこう着となりました。
11：42に日銀金融政策決定会合の発表で現状維持と伝えられても、ほとんど反応はしませんでしたが、12：20に14,860から14,900まで上昇して揉んだ後、阿部首相の法人減税の会見を行うと伝わると13：00の14,900から13：30の15,020まで120円急伸しました。
その後、15,000-020で揉んでいましたが、14：05から再度急伸して14：30には15,120まで上昇し、15,100で揉んで、引け前に更に40円上に飛んで、15,140（+150）△1.00％で引けとなりました。
現物は15,097.84（+124.31）△0.83％でした。
★SQ値は14,807.72でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　　

マザーズ
前日終値862.62よりも5.86ポイント低い856.76で寄り付き、直後から上昇して9：15にはプラテンし、868近辺でこう着となりました。
10：00から下げ出して10：15にはマイテンし、前日終値近辺で揉んだ後、10：30から再び上昇して、11：05には873.82まで上昇し、872近辺でのこう着となりました。
その後、867まで押した後はジリジリと上げ出して、ほぼ高値引けとなる879.40（+16.78）△1.95％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　　

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間は101.95-102.15で上下して21：15には102.13まで上昇していましたが、21：30の米小売売上高が予想より悪化したことやイラク情勢の緊迫化でNYタイムは下げ続けて、4：30には101.59まで下落しました。
その後、戻して101.70でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると、小幅に上げて101.80近辺でこう着となりました。
11：42に日銀金融政策決定会合の発表で現状維持と伝えられましたが、101.79から101.83まで4pips上げただけで、ほぼ無反応でした。
しかし、阿部首相の法人実効税率引き下げに関する会見を本日行なうと伝わると日経と共に上昇となり、12：50の101.80から13：10の101.92まで上昇し、揉んだ後14：05から再び上げ出して、14：30には102.00まで上昇し、101.97で15時となりました。

左：ドル円－10分足　右：ドル円－1時間足
　　