東京市場ザラバ~日銀金融政策発表後の動き~(2014年4月8日)

2014年4月8日

米株の大幅続落を受けて安く始まり、更に下攻めの展開となりました。
11:50に日銀金融政策決定会合の結果が発表されましたが、大きな動きはなく、後場寄り後には一旦上昇する場面もありましたがすぐに押し戻されました。
夕方からの黒田総裁会見で動くのか、また今夜のNY市場、アルコア決算、ウクライナ動向など注意するものが多いです。

結果
11:50 現状維持

日銀金融政策決定会合骨子(時事通信より転載)
・金融政策の現状維持を全員一致で決定・企業の業況感は引き続き改善している=先行きは慎重な見方も。
・鉱工業生産は緩やかな増加基調をたどっている。
・国内景気、消費増税による振れ伴いつつ基調的には緩やかな回復を続けている。
・先行きは駆け込み需要の反動を受けつつも基調的には緩やかな回復続けていく。

・白井委員、前回同様、リスク要因の記述に反対。
・木内委員、物価目標を中長期的に目指すとの議案提出=反対多数で否決。
・木内委員が現行緩和を2年の集中対応措置と位置付ける議案提出、否決。

日経先物
14,730で寄り付き、ジリ下げとなっていましたが、9:20から下げ足を速め9:40には14,610まで下落しました。
その後、14,630近辺で揉んでいましたが、10:15からは上昇して14,700まで戻りましたが、再び下げて14,650近辺でこう着となりました。
11:50に日銀金融政策決定会合で現状維持が伝わった後は14,650近辺で揉んでいましたが、12:35に14,760まで急伸しました。
しかし、すぐに反転下落となり13:25には14,620まで下落し、14,650近辺でこう着となりました。
その後、一旦14,710まで上昇しましたが、引けにかけて売られ15:05には14,580まで下落し、14,590(-220)▼1.49%で引けとなりました。
現物は14,606.88(-201.97)▼1.36%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
  

 

マザーズ
前日終値760.81よりも9.26ポイント低い751.55で寄り付き、一旦753.56まで上がりましたが、そこからはジリ下げとなり10:00には745.15まで下落しました。
その後、ジリジリと上昇して11:15にはプラテンするまで戻りました。
そこからは、前日終値近辺でこう着となっていましたが、日経が下げだしたことで、マザーズ指数もジリジリと下げ、748近辺でこう着となりましたが、引けにかけて売られて747.56(-13.25)▼1.74%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
  

 

ドル円(チャートは15:30時点)
NYタイムでは103.00-25での小動きで103.08でNYクローズとなりました。
東京時間に入っても103.10近辺で小動きでしたが、9:00から下げ出して10:10には102.75まで下落しました。
その後102.80-90で小動きで、11:50に日銀金融政策の発表で102.77まで下落しましたが、すぐに反転上昇となり103.00まで上昇となり、再び102.90まで下落し、揉み合いとなりました。
12:35に103.04まで再び上昇しましたが、すぐに反転下落して、102.95近辺でこう着となり、102.92で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

 

日本国債(チャートは15時時点)
下押しする場面が何度かありましたが、すぐに戻していました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
  

 

上海総合指数
昨日は休場だった上海市場は、先週金曜日の終値2,058.83より4.3ポイント低い2,054.53で寄り付き、すぐにプラテンした後もジリ上げが続き、後場は高値圏で推移して、2,098.28(+39.45)△1.92%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,245.87(-166.84)
NASDAQ   4,079.75(-47.97)
ダウ、ナス共に大幅続落しました。
ウクライナ東部で親ロシア派のデモ隊が市庁舎などを占拠したことや、ドネツクで「共和国」樹立を宣言した上で、ロシア編入の住民投票を行うと発表したことで、ウクライナ情勢悪化懸念から欧州・米国市場でリスク回避の売りが出ました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


16 − 10 =