東京市場ザラバ～無茶上げ～（2014年3月27日）

2014年3月27日

昨日の深夜の2：00に、オバマ大統領とＥＵ首脳会談でエネルギー分野も含めた制裁発動を検討していると報道されたことによる米株の下落や、それに加えて米5年債入札が好調だったことで米長期金利が低下したこともあってドル円が下落して返ってきたため、安い位置からのスタートとなりました。
前場は安値圏での動きでしたが、後場に入った12：30からこれといった理由もなく14,310から14,680まで370円の急上昇（本日安値14,230から高値14,680までは450円の上昇）となりました。
3月期末を控えて、思惑的な売買が続きそうです。

日経先物
米株の下落、ドル円の下落、配当権利落ち分（市場筋概算で102.42円）によって、14,270で寄り付きました。
寄ってからは下落し、9：25には14,230まで下落しましたが、そこからジリ上げとなり10：00には14,340まで上昇し、14,300近辺で上下する動きになりました。
その後、11：50に14,280まで下げて揉んでいました。
しかし、これといった理由なく12：30から上昇を始めて、12：40に14,310から急伸して13：15には14,580まで270円急上昇しました。
そこからは、14,520近辺で上下していましたが、14：05に14,540から14,620まで再び急上昇しました。
大幅に急上昇したためか、14：30には14,520まで下落しましたが、すぐに切り返して、14：50から再び上昇し14：55には14,680まで上げて、14,640（+250）△1.74％で引けとなりました。
現物は14,622.89（+145.73）△1.01％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　　

マザーズ
前日終値720.37から10.76ポイント低い709.61で寄り付き、ジリ下げとなり9：30には689.11まで下落しました。
しかし、そこから反転ジリ上げとなり、10：25には719.85まで上昇しプラス圏に近づきました。
その後、717近辺でこう着となりましたが、12：30から日経の上昇に合わせて上昇し、12：50には前日比プラスとなりました。
そこからは、日経のような急伸とはならずに、725-730での小動きとなり、731.13（+10.76）△1.49％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　　

ドル円（チャートは15：30時点）
・欧州時間では102.30-45のレンジで上下していました。
・しかし、深夜の2：00のウクライナ問題の報道と米国債上昇による米金利低下によって、102.35から2：50の101.91まで41pips下落し、一旦戻りましたが再び売られて5：00には101.87まで下落し、102.02でＮＹクローズとなりました。
・東京時間に入ると102.05近辺で小動きでしたが、8：15から下落し、9：25の101.71までズルズルと下落しました。
その後、リバって101.90近辺でこう着となりましたが、12：30に日経が上昇したことに同調して12：40の101.89から13：30の102.18まで29pips上昇しました。
そこからは、102.15近辺で揉んでいましたが、14：05に再び上げ出して102.24まで上昇しました。
その後、102.16まで押しましたが、102.20で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　　

日本国債
9時過ぎから下落しましたが、後場に下落の半値近くまで戻しました。

日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　　

上海総合指数
前日終値2,063.67より2.86ポイント低い2,060.81で寄り付き、ジリ下げとなり前場には2,043.15まで下落しました。
後場に入るとプラ転して2,073.96まで上昇しましたが、引けにかけて売られて再びマイ転となり2,046.59（-17.08）▼0.83％で引けとなりました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　　

昨日のNY株式市場
ＮＹＤＯＷ　16,268.99(-98.89)
ＮＡＳＤＡＱ　　 4,173.58(-60.69)
・ダウ・ナスダック共に下落。オバマ大統領とＥＵ首脳会談後にエネルギー分野も含めた制裁発動を検討していると報道されたことで、ウクライナ問題への懸念から売られました。
・ナスダックは▼1.43％と大きめの下落になりました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足
　　