東京市場ザラバ～中国PMI悪化への反応は～（2014年3月24日）

2014年3月24日

本日の東京株式市場は強い展開となりました。
10：45に、注目されていたHSBCが発表した2月中国製造業購買担当者景気指数（PMI）が予想よりも悪化し、日経・ドル円共に一旦下落しましたが、すぐに切り返して高値を追う動きとなりました。
直近の中国PMIが悪化した時の反応とはずいぶん違う反応となりました。
近づく3/26（水）の権利付き最終売買日までは堅調に推移させる謎の投資家でもいるのでしょうか。
東京時間は堅調でしたが、これからの欧州・米国の反応が気になるところです。

結果
中国2月HSBC/ﾏｰｸｲｯﾄ製造業PMI・速報　予想：48.7　結果：48.1　（前回：48.5）

日経先物
14,180で寄り付いた後、速いピッチで上昇し続けて9：45には14,350まで170円上昇しました。
その後、押して14,300近辺でこう着となり、10：45の中国PMIの時間を迎えました。
結果が予想よりも悪化していたことで、14,340から14,260まで80円急落しましたが、すぐに切り返して上昇となり、11：20には14,430まで上昇していきました。
その後、14,400近辺で上下して、14,400（+270）△1.91％で引けとなりました。
現物は14,475.30（+251.07）△1.77％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　　

マザーズ
先週木曜日の終値756.80とほとんど変わらない757.71で寄り付き、ジリ上げとなって10：00には775.99まで上昇しました。
その後、770近辺で上下して、771.23（+14.43）△1.91％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　　

ドル円（チャートは15：30時点）
先週金曜日のNYクローズは102.21となり、東京時間7時にはほぼ変わらない102.22で始まり、8時過ぎに102.15まで押しましたが、その後はジリ上げとなり、102.37で中国PMIの時間になりました。
発表で、102.37から102.32まで5pips下げただけで、そこから上昇に転じて11：05には102.56まで24pipsの上昇となりました。
その後、ジリ下げとなり102.40で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　　