日銀政策金利発表後の動き(2014年2月18日)

2014年2月18日

結果
12:28 現状維持

日銀金融政策決定会合・骨子
・金融政策の現状維持を決定
・現行の量的・質的金融緩和の継続を決定。
・景気、緩やかな回復を続けており、消費増税前の駆け込み需要もみられている。
・先行き、消費増税の影響受けつつも基調的には緩やかな回復を続けていく。
・消費者物価、消費増税の影響除くベースでしばらくの間1%台前半で推移。
・2%物価目標の実現目指し、安定的持続に必要な時点まで緩和を継続。
・上下双方向のリスク要因点検し、必要な調整行う・現状維持は全員一致。
・貸出増加と成長基盤強化の支援策1年延長を決定=規模を2倍に。
・被災地支援資金供給オペの1年延長も決定。

・白井委員、リスク要因の記述に反対=雇用・所得環境に言及すべきと主張。

 

日経・ドル円の急上昇の要因
★貸出増加を支援するための資金供給
・資金供給量を金融機関が貸出を増加させた額の2倍まで、日本銀行から資金供給を受けられることとする。
★成長基盤強化を支援するための資金供給
・本則の総枠を3兆5千億円から7兆円に倍増する。
・金融機関毎の資金供給の上限を1、500億円から1兆円に引き上げる。
・ABL(動産・債権担保融資)特則、本則の対象にはならない小口投融資向けの小口特則を含めて受付期限を1年延長する。

上記2つの資金供給については、固定金利0.1%で4年間の資金供給を受けられることとする。(現在は1~3年間)

 

日経先物
昨日はアメリカ市場が休場だったためナイトは14,500でヨコヨコとなっていました。
明けて本日は14,500で寄り付いた後ドル円と共に上昇して9:45には14,630まで上がりました。
その後14,600近辺でこう着となっていましたが、10:10から下げだし、10:50には14,480まで下落して寄りからの上げが帳消しとなり、14,500でヨコヨコとなっていました。
12:28の日銀の発表で、一旦14,430まで下落しましたが、その後急上昇して13:20には14,860まで430円も上がりました。
その後、14,800を挟んだ高値圏でのもみ合いとなりました。
14:00から再び上昇を始めて14:25には14,900まで上がり、その後は高値圏でもみ合い14,840(+430)△2.98%の大幅高で引けました。

これからの黒田総裁会見や、欧州・米国の動きには注目したいところです。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足

 

マザーズ
820.90ポイントで寄り付き、前日比プラス圏で推移していましたが、10:20に下げだし12:30には807.49まで下落しました。
しかし、日銀発表で日経が急上昇したことでマザーズも上昇し、ほぼ本日高値に近い832.21(+12.28)△1.50%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足

 

ドル円(チャートは15:10時点)
昨夜は米国市場が休場のため101.90近辺でヨコヨコとなっていました。
朝の8時あたりから動意付いて101.95から9:10の102.18まで上昇し、102.10近辺でヨコヨコとなっていました。
しかし、10:30の102.08から下落し始めて11:25には101.87まで下げて、朝の上げが帳消しとなりました。
12:28に日銀金融政策の発表で101.97から101.76まで下落しましたがすぐに101.95まで戻ってきました。
12:35から急上昇して12:45には102.44まで急上昇し、一旦押しましたが再度上昇して13:20には102.60を付けて、発表後の安値101.76から84pipis上昇しました。
その後、102.50まで押しましたが再び上昇し14:20には102.75まで上昇し、高値圏でのもみ合いとなり102.63で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足

 

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