2014年1月12日
先週金曜日(1/10)に2013年12月の雇用統計と失業率が発表されました。
結果
12月非農業部門雇用者数:+7.4万人(予想+19.7万人) 前回+20.3万人から+24.1万人に上方修正
12月失業率 予想:7.0% 結果:6.7% (前回:7.0%)
雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2014年1月12日)の記事に載せています。
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* 非農業部門雇用者数は7万4000人増で、2011年1月以来で約3年ぶりの低い伸びとなった。
* 失業率は6.7%に改善しているが、労働参加率の低下を反映したもの。
* 天候が雇用の伸び鈍化の背景との見方あり。
* 時間当たり賃金は増加、平均週間労働時間は減少した。
左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
日経先物は22:30の15,930から15,780まで下落して、下髭となって15,900まで戻ったが再び売られだし00:05には15,710まで下落した。その後、15,760-15,800でヨコヨコとなり大証の引けを迎えた。
ドルの下落が大きく、ドル円の下落・米国債の上昇(利回り低下)が激しかった割には、ダウ・ナスは落ち着いた動きでナスはプラスで引けた。
為替と米国債
ドル円は105.00近辺から、発表直前に105.33まで急伸したが、発表されると一転104.20まで下落した。
その後いったんは戻りを試したが、再び売り込まれて0時には103.82まで下げたが、戻して104.00-104.10でヨコヨコとなってNYクローズを迎えた。
ユーロドルは欧州時間からドル高で推移していて、発表直前には1.3565まで下落したが、発表されると一転1.3664まで急上昇した。
その後0時には1.3686の高値を付けて、1.3660-1.3670近辺でヨコヨコとなりNYクローズを迎えた。
米国10年債先物は、発表で123.25から124.03まで急上昇し、その後ジリ上げとなり124.32で引けました。
今回の雇用統計は、ネガティブサプライズで為替や金利は大きく動きました。
季節要因の話や、ADPの好結果、最近の米国の指標が良いことが経済の順調な回復を示していた、などで油断をしてしまった人も多いのではないでしょうか。
為替や金利の激しい動きの割に、NY株は落ち着いていました。
来週は為替の動き次第でしょうか。それと上海株が2,000ポイント割れ寸前の位置にあるので要注意です。
しばらく見極める作業に入ったほうが良いのかな。
この記事の前のページの記事、米雇用統計詳細(2014年1月12日)に今回の雇用統計の詳細を載せています。
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参考にどうぞ。