東京市場ザラバ~米TV討論会と権利付き最終売買日~(2016年9月27日)

2016年9月27日

・昨日のNY株はドイツ銀がMBSの不正取引で米司法省から巨額の和解金支払いを求められていますが独政府が支援の可能性を否定したことで同社株は7%超の大幅下落となったことでDAXを始めとする欧州株が下落したため、NY株も金融セクターを中心に売られて終日安値圏での動きが続き、ダウは$166安、ナスは0.9%の下落となりました。
・本日の日経はNY・欧州株の下落と円高進行を受けて前日終値16,544よりも154円安い16,390で寄り付き、しばらくは16,300円台前半で小動きでした。
10時から米大統領選のテレビ討論会が始まり、クリントン候補が優勢な状況が伝わると急速な上げとなって11時過ぎにはプラテンまであと一歩の16,503まで上昇して前引けは16,490でした。
しかし昼休みに先物が上昇して後場は16,533で寄り付くと直後に上げ出して16,608まで上昇して16,600近辺での小動きとなりました。
その後は14時過ぎに16,641まで上昇した後は引けにかけて再度上昇して高値引けとなる16,683.93(+139.37)で引けました。

日経先物
16,280で寄り付き、9:00から下げ出して9:10には16,150まで下落し、16,170-200での揉み合いとなりました。
しかし10:05から米大統領選テレビ討論会が始まりクリントン候補が優勢な状況になると急伸して11:05には16,380まで上昇しました。
そこからは押し戻されて12:00に16,350まで下げた後は再び上げ出して12:35には16,480まで上昇し、14:05には16,510まで上昇しました。
その後は14:25に16,460まで押し戻された後、引けにかけて再度上昇して15:05には16,550を付けて16,540(+140)△0.85%で引けとなりました。
現物は16,683.93(+139.37)△0.84%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値939.73よりも7.01ポイント低い932.72で寄り付き、9:15には925.06まで下落しましたが、そこからは反転してジリ高となり
945.14(+5.41)△0.58%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は下げとなり16:00の100.85から20:00には100.35まで下落しました。
その後一旦戻して22:10には100.55まで上昇しましたが、上値は重く押し戻されてからは100.25-35での小動きとなって100.29でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると100.25-40で小動きでしたが、9:05から急落して100.06まで下落しましたが、すぐに反転して9:15には100.45まで上昇し、100.15-45で上下していました。
しかし米大統領選テレビ討論会が始まりクリントン候補が優勢な状況になると10:10から急速に上げ出して10:45には100.83まで上昇しました。
その後は100.65-85で上下して12:40には100.88まで上昇し、100.70-85で小動きが続いて100.83で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
終日上昇基調が続きました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,980.43よりも5.84ポイント低い2,974.59で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きが続いていましたが、後場半ばから上昇して、2,998.17(+17.74)△0.60%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,094.83(-166.62)
NASDAQ  5,257.49(-48.26)
・昨日のNY株はドイツ銀がMBSの不正取引で米司法省から巨額の和解金支払いを求められていますが独政府が支援の可能性を否定したことで同社株は7%超の大幅下落となったことでDAXを始めとする欧州株が下落したため、NY株も金融セクターを中心に売られて終日安値圏での動きが続き、ダウは$166安、ナスは0.9%の下落となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足