先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2016年10月17日)

NY DOW    18,138.38(+39.44)
NASDAQ     5,214.16(+0.83)
CME(円建)  16,875
日経先物(夜間) 16,900

・先週金曜日のダウは9月小売売上高やPPIが好結果だったことで朝方は$150近い上昇となっていましたが、イエレンFRB議長講演を控えて徐々に上げ幅を縮め、議長講演内容は材料にならずに小幅高で引けました。
ナスもほぼ同様の動きでした。
・先週金曜日のドル円は16:00に103.96を付けた後は上昇して104.20-40での揉み合いが続き、21:30の9月小売売上高やPPIが発表された直後には104.47まで上昇しました。
しかしそこからの伸びはなく再び104.10-40での揉み合いとなり、00:40からは逆に下げ出して02:30からイエレンFRB議長講演が始まると02:40には103.78まで下落しました。
その後はイエレンFRB議長講演で12月利上げの示唆がなかったことで02:50に103.83から104.06まで急伸した後は上昇基調となって04:40には104.25まで上昇し、104.17でNYクローズとなりました。

また10/14に米財務省は半期為替報告を発表し、監視リストの対象を前回指定した日本・中国・ドイツ・台湾・韓国に加えてスイスを追加しました。

外資系5社経由の注文動向 売り1,440万株、買い1,400万株 差引き40万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(197億円)、買い(220億円)で買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は買い越し。
売り:建設、紙パ、ゴム、商社など
買い:化学、サービスなど
売り買い交錯:機械、電機、自動車、不動産、通信など
との観測。