2023年2月2日
・昨日のNY株は朝方は12月JOLT求人件数が予想に反して増加したことで利上げ長期化への懸念から売りが先行してマイナス圏での推移が続きました。
FOMC声明で予想通りの0.25%利上げでしたが、パウエルFRB議長会見でディスインフレの兆候に関し言及してタカ派色を弱めたため、今年後半の利下げ観測への期待が高まり長期金利の大幅低下して株は買われ、ダウは$6高、ナスは2.00%高で引けました。
・本日の日経は前日終値27,346.88よりも106.79円高い27,453.67で寄り付きましたが、直後から下げ出して9時15分にマイテンして27,338まで下落しました。
そこから戻しましたが上値は重く、前場は27,380-470で上下し、後場に入ると動きが鈍くなり27,340-440での小動きがひたすら続き、27,402.05(+55.17)△0.20%で引けました。
早朝のFOMCの結果
4.25-4.50%から4.50-4.75%に0.25%の利上げ
★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2023年2月2日)の記事に載せています。
日経先物
・27,400で寄り付き、直後に27,480まで上昇しましたが、9:00から下げ出して9:05には27,370まで下落しました。
その後は前場は27,340-450で上下し、後場になると27,330-420での小動きが続き、27,390(+80)△0.29%で引けました。
現物は27,402.05(+55.17)△0.20%でした。
東証プライム売買代金:28,939億円、東証プライム売買高:11.96億株
東証プライム騰落数 値上がり524銘柄、値下がり1,242銘柄、変わらず70銘柄
マザーズ
・前日終値783.18よりも5.00ポイント高い788.18で寄り付き、9:40に792まで上昇しましたが、そこからはジリジリ押し戻されて11:10には785まで下落し、後場は783-786での小動きがひたすら続いて、785.27(+2.09)△0.27%で引けました。
ドル円(チャートは17:00時点)
・欧州時間は16:30の130.41から下落基調が続き、22:15の1月ADP雇用統計と1月米ISM製造業景気指数が予想を下回ったためドル売りが強まり00:50には129.18まで下落し、04:00のFOMC声明の時は129.29でした。
結果は予想通り0.25%の利上げで発表直後に129.84まで上昇しましたが、04:30からのパウエルFRB議長会見で「継続的な利上げは適切」としながらも、「引き締め過ぎは望んでいない」「ディスインフレプロセスが始まった」との発言を受けて今年後半の利下げ観測への期待が高まり、米長期金利の利回りが低下してドル売りとなり04:50には128.59まで下落し、128.93でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:20に128.17まで下落した後は128.40-80での上下がひたすら続いて、128.60で15時となりました。
日本国債(チャートは15:00時点)
・大きな動きはありませんでした。
上海総合指数
・前日終値3,284.92よりも6.86ポイント高い3,291.78で寄り付き、終日前日終値を挟んだ小動きが続き、3,285.67(+0.75)△0.02%で引けました。
昨日のNY株式市場
NY DOW 34,092.96(+6.92)
NASDAQ 11,816.32(+231.77)
・昨日のNY株は朝方は12月JOLT求人件数が予想に反して増加したことで利上げ長期化への懸念から売りが先行してマイナス圏での推移が続きました。
FOMC声明で予想通りの0.25%利上げでしたが、パウエルFRB議長会見でディスインフレの兆候に関し言及してタカ派色を弱めたため、今年後半の利下げ観測への期待が高まり長期金利の大幅低下して株は買われ、ダウは$6高、ナスは2.00%高で引けました。
米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・FOMC声明後のパウエルFRB議長会見で「継続的な利上げは適切」としながらも、「引き締め過ぎは望んでいない」「ディスインフレプロセスが始まった」などと発言するなどタカ派姿勢ではなかったことで債権が買われて利回りは04:00の3.481%から3.397%まで低下し、3.422%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足