昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年1月24日)

NY DOW    19,799.85(-27.40)
NASDAQ     5,552.94(-2.39)
CME(円建)  18,895
日経先物(夜間) 18,860

・昨日のダウはトランプ大統領就任を終えて保護主義的な政策が経済の悪化を招くのではないかという懸念や欧州株安を受けて朝方から軟調な展開となり一時は$90近い下げとなり、午後になると徐々に戻して下げ幅を縮めて引けました。
・昨日のドル円は欧州時間は113.20-80で方向感なく上下していましたが、トランプ米大統領の「極めて大規模な減税を実行する」「極めて大規模な規制緩和を実行する」との発言で23:10から急伸して23:30には114.06まで上昇しました。
しかしドル売りと円買い圧力が強くすぐに押し戻された上に更に下げとなって01:50には112.75まで下落し、米10年債利回りは2.4%を割り込みました。
その後は113.00を挟んだ小動きが続いていましたが、ムニューチン次期米財務長官の「過度に強いドルは短期的にマイナスの可能性」との発言で06:30に113.01から112.69まで急落し、112.72でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り310万株、買い760万株 差引き450万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(57億円)、買い(81億円)で買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:化学、薬品、ガラス、商社、保険など
買い:食品、金属、電機、銀行など
売り買い交錯:小売など
との観測。