昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年7月21日)

NY DOW    21,611.78(-28.97)
NASDAQ     6,390.00(+4.96)
CME(円建)  20,090
日経先物(夜間) 20,060

・昨日のNY株はECBが金融政策の現状維持を決めて引き締め懸念が和らいだため、ダウは朝方は売られましたが深押しすることなく下げ幅を縮めて、午後は小幅安水準での小動きが続き$28安で引けました。
またナスはハイテク株が買われて3日連続の史上最高値を更新して0.08%高でした。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は日銀決定会合で金融政策の変更がなかったことから買い戻しも入ったため上昇基調となり16:00の112.10から18:30には112.41まで上昇しました。
しかしそこから押し戻されて20:20には112.13まで下落し、20:45のECB政策金利発表は現状維持となり21:30からのドラギ総裁会見が始まるとしばらく112.00-30で上下していましたが、23時過ぎからユーロ買いの強い流れになっていたことと、更に23:30に「モラー特別検察官はトランプ米大統領のビジネスに捜査範囲を拡大」との報道が伝わると112.17から23:45には111.62まで急落し、更に下げが続いて00:25には111.48まで下落しました。
その後は反転してジリ上げとなって04:30には112.03まで上昇し、118.86でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り810万株、買い870万株 差引き60万株の買い越し。
金額ベース(5社)は16億円の買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:化学、銀行、不動産、通信など
買い:建設、薬品、商社、陸運、サービスなど
売り買い交錯:機械、電機など
との観測。