昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年5月25日)

NY DOW    21,012.42(+74.51)
NASDAQ     6,163.02(+24.31)
CME(円建)  19,725
日経先物(夜間) 19,720

・昨日のNY株は朝方から小幅なプラスでの推移が続き、FOMC議事要旨で6月利上げに前向きな内容でしたが、一部参加者から物価上昇ペースが「減速した可能性がある」との懸念が示されたことで6月利上げ後の利上げペースが緩やかになるとの解釈で一段高となりダウは$74高、ナスは0.40%高で引けました。
・昨日のドル円は16:50に112円を抜けて112.05まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて111.80近辺での小動きがしばらく続いていました。
米長期金利が上昇したことで22:00から上げ出して00:40には112.12まで上昇してからは112.00を挟んだ小動きになり、03:00のFOMC議事要旨で「追加利上げの前に最近の弱含みの経済指標が一過性であるというさらなる証拠を待つのが賢明」「大半のメンバーは弱含みが過ぎ去ると予想しており、まもなく引き締めが適切になるとの公算が高いと判断」「数人のメンバーはインフレ目標進展の遅れを懸念」との内容で、6月利上げ後の利上げペースが緩やかになるとの解釈から発表直後からドル売りの流れとなって111.57まで急落し、その後も下げ基調が続いて05:40には111.46まで下落して、111.49でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り660万株、買い1,150万株 差引き490万株の買い越し。
金額ベース(5社)は91億円の買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券も買い越し。
売り:化学、機械、陸運、空運、REITなど
買い:食品、薬品、精密、自動車、その他製品、銀行、保険、サービス、通信など
売り買い交錯:電機、小売など
との観測。