昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年5月19日)

NY DOW    20,663.02(+56.09)
NASDAQ     6,055.13(+43.89)
CME(円建)  19,605
日経先物(夜間) 19,620

・昨日のダウは朝方はロシアゲート問題を受けて欧州株が大幅安だったことで小幅なマイナスでしたが、すぐにプラス圏になると22:30の5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や新規失業保険申請件数が好結果だったことや昨日の$370安の反動もあって小幅なプラス圏での上下が続いていました。
午後になるとコミー前FBI長官が「ロシア疑惑捜査を終了させる政治的圧力を受けていない」と証言したビデオが出回ったとの報道で一段高となって$150超の上昇しましたが、引けにかけては押し戻されて$56高で引けました。
ナスは終日堅調な展開が続いて0.73%高となりました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は日経ナイトとダウ先物と共に大きな下落となって16:00の111.32から18:50には110.22まで1円以上下落しました。
その後110.30-50での揉み合いが続き、20:00からは逆に上げ出して22:30の5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や新規失業保険申請件数が好結果だったことで一段高となり23:30には111.33まで上昇しました。
そこからは再び下げとなって01:00に110.72まで下落して110.80-111.10で上下していましたが、コミー前FBI長官が「ロシア疑惑捜査を終了させる政治的圧力を受けていない」と証言したビデオが出回ったとの報道が伝わると02:50の111.72まで急速に上昇し、その後は111.30-60での上下が続いて、111.50でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り680万株、買い1,220万株 差引き540万株の買い越し。
金額ベース(5社)は買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券も買い越し。
売り:薬品、銀行、証券、通信など
買い:建設、機械、電機、精密、REITなど
売り買い交錯:自動車、サービスなど
との観測。