東京市場ザラバ~フランス大統領選第一回投票結果を好感して255円の大幅高~(2017年4月24日)

 

2017年4月24日

・先週金曜日のNY株はフランス大統領選を控えていたことや原油価格が下落して$50を割れたことで前日終値を挟みながらも上値の重い展開が終日続いてダウは$30安、ナスは0.11%安で引けました。

・昨日(4/23)に実施されたフランス大統領選の第1回投票は、出口調査で中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相と極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が5月7日の決選投票に進む見通しとの報道が早朝の東京時間開始前に伝わりました。
そのためオセアニア市場で大きなギャップを明けたユーロ買いと円売りの流れとなったことで東京時間開始の7時の時点でユーロ・ドルは先週金曜日のNYクローズ1.0727から170pips上窓を開けた1.0892で始まり、ドル円も先週金曜日のNYクローズ109.15から116pips上窓を開けた110.31で始まり、日経CFDは大幅高となり一時19,000円を超えました。

・本日の日経は先週金曜日終値18,620.75よりも269.63円高い18,890.38で寄り付き、直後に18,910まで上げた後は押し戻されて18,840-890での小動きがひたすら続き、14時半から小幅上げて18,875.88(+255.13)で引けました。

 

 

日経先物
先週金曜日終値18,620よりも280円上窓を明けた18,900で寄り付き、直後に18,940まで上昇しましたが、9:00から下げ出して9:50には18,830まで下落しました。
その後は18,830-890での小動きが続き、14:30から小幅上げて14:40に18,910まで上昇し、現物が引けた後更に上げて15:05には18,930まで上昇し、寄り直後に付けた本日高値と同じ18,940(+290)△1.55%で引けました。
現物は18,875.88(+255.13)△1.37%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,008.64よりも2.09ポイント高い1,010.73で寄り付き、直後から下げ出して9:25には994まで下落しました。
そこからは994-999での小動きが続き、前引けにかけて更に下げて990まで下落し、後場になると990近辺でのこう着が続き、988.29(-20.35)▼2.02%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円はフランス大統領選を控えて109.00-20での小動きが続き、0時過ぎからは一段安となって02:10には108.88まで下落しました。
02:50にトランプ米大統領が「企業と個人の大幅減税を含む税制計画を来週発表する」との報道で109.31まで急伸しましたがすぐに押し戻されて109.10-25での小動きとなり、109.15でNYクローズとなりました。
・東京時間開始前にフランス大統領選第一回投票でマクロン氏とルペン氏の決選投票の見通しとの報道でユーロ買いと円売りの流れとなったため7時はNYクローズ109.15から116pips上窓を開けた110.31で始まりました。
しかしすぐに下げ基調となって7:50には109.98まで下落し、110.00を挟んだ揉み合いの後9:20には109.85まで下落しました。
その後は戻して110.00を挟んだ小動きが続いていましたが、14:00から上げ出して110.28で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

米国10年債利回り(チャートは15:00時点)
米国10年債利回りは時間外となる9:00に2.314%で始まり、先週金曜日のクローズ値2.246%からは直後からは0.068%もの急騰で始まりました。
その後は2.3%台前半での小動きとなりました。

左:米国10年債利回り-15分足 右:米国10年債利回り-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,173.15よりも8.90ポイント高い3,164.25で寄り付き、直後に急落してマイナス2.0%まで下落し、その後はマイナス1.0-2.0%での上下が続いて、3,129.53(-43.62)▼1.37%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,547.76(-30.95)
NASDAQ  5,910.52(-6.26)
・先週金曜日のNY株はフランス大統領選を控えていたことや原油価格が下落して$50を割れたことで前日終値を挟みながらも上値の重い展開が終日続いてダウは$30安、ナスは0.11%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足