昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年4月6日)

NY DOW    20,648.15(-41.09)
NASDAQ     5,884.48(-34.13)
CME(円建)  18,795
日経先物(夜間) 18,800

・昨日のNY株は3月ADPが予想の+18.7万人を大幅に上回る+26.6万人だったことで朝方は大幅上昇してダウは一時$200超となって高値圏で推移していました。
しかし03:00のFOMC議事要旨で大半の参加者が過去の量的緩和で膨らんだ約4.5兆ドルの保有資産の圧縮を年内に開始するのが適切であるとの内容で、また「一部のメンバーは株価が非常に高いと見ている」との内容もあったことでダウ・ナス共に発表直後から急落となり、ダウは$200以上一気に下落して$41安、ナスは0.58%安で引けました。
・昨日のドル円は16:50に110.56を付けた後は上昇基調となり18:20には110.97まで上昇し、21:15のADPが好結果だったことで110.92から111.25まで急伸した後も上げが続いて22:40には111.43まで上昇しました。
そこからは押し戻されて00:00には111.04まで下落した後再び上げ出して03:00のFOMC議事要旨発表直後には111.40まで上昇しました。
しかしそこからは10年債利回りと共に急落となって05:00の110.54まで下げ続け、110.69でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り1,050万株、買い1,010万株 差引き40万株の売り越し。
金額ベース(5社)は買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は買い越し。
売り:薬品、ゴム、金属、その他製品、電力、ガスなど
買い:食品、電機、自動車、小売、サービスなど
売り買い交錯:機械、銀行など
との観測。