先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年3月27日)

NY DOW    20,596.72(-59.86)
NASDAQ     5,828.74(+11.04)
CME(円建)  19,095
日経先物(夜間) 19,110

・先週金曜日のダウは朝方から小幅高で推移していましたが、4時過ぎに米下院の医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案の可決に必要な票数が集まっていないとの報道で急落し、米下院共和党が採決を中止したことが伝わると急速に戻したもののマイナス$59安で引けました。
一方ナスは一時マイナスになる場面がありましたが、堅調な動きが続いて小幅高で引けました。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は下落が続いて16:00の111.32から21:40には11093まで下落し、ブラード米セントルイス連銀総裁の「FRBはバランスシート縮小に向けてよい位置にある」との発言で反転して23:00には111.28まで上昇しました。
しかしそこからは再びジリ下げとなり、04:20にライアン米下院議長がトランプ米大統領に「オバマケア代替法案は可決しないだろう」と述べたことが伝わると急落して04:20には110.62まで下落しました。
その後買い戻しが入ったことで急伸して05:40には111.31まで上昇し、111.26でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り670万株、買い610万株 差引き60万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(99億円)、買い(141億円)で買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:建設、食品、ゴム、保険、不動産、REITなど
買い:農林水産、化学、精密、銀行、サービス、通信など
売り買い交錯:機械、電機、自動車、商社など
との観測。